ミスター・ノーバディ [DVD]
『ミスター・ノーバディ』早くも日本版発売決定!(まだちょっと先ですが)
20年近く前に、『トト・ザ・ヒーロー』でデビューしたベルギーのジャコ・ヴァン・ドルマル監督。ようやく3本目、13年ぶりの最新作は、表現やテーマのオリジナリティーが薄れていく昨今の映画界に強烈なカンフル剤をぶち込む、実に刺激的な傑作であります。
2092年。科学が発達し、人類が不死になった時代。118歳の誕生日を目前にした一人の老人、ニモ・ノーバディは、死が目前に迫った「最後の死に行く人間」として世界から注目されていた。そんなニモに、一人の記者がゲリラ取材を申し込む。「人間が不死になる前の世界は?」
しかし、彼の問いに対してニモが語りだしたのは、無数の人生。なぜ幾つもの人生が存在するのか?その幾つかの中では、ニモ自身が死んでしまう結末も・・・。当惑する記者を前に、ニモは、何かを「待って」いる・・・それは一体?
ニモ・ノーバディ。彼の人生の真実とは?
この映画のキーワードは「選択の可能性」。
映画で描かれる未来世界は、人類が不死になっているかわりに、徹底した管理社会。人々は試験管の中から生まれ、配偶者も自分で決めることができない。つまり、ユートピアに見えて、実は個人の選択の自由がない社会。
それに対し、ニモは、自らの人生での「選択の自由」を嬉々として語る。
回想の中で、少年ニモが語る「選択したら他の可能性が消えてしまう。選択しなければ、無限の可能性が残る」というセリフ ― ドルマル監督が仕掛けた物語とは?
もう、ストーリーの設定だけでも十二分に面白そうなのですが、この監督の作品の最大の魅力はファンタジーを交えた映像センス。次から次へとたたみかける様に展開するニモの回想(?)シーン。そのテンポと画面転換の巧さ。CGやデジタル技術を駆使しながら、映像のセンス・オブ・ワンダーを繰り広げます。
やがて妻となる、3人のヒロイン。
ダイアン・クルーガー演じるアンナはニモと相思相愛。
サラ・ポーリー演じるエリースは、ニモの片思い。
リン・ダン・ファン演じるジーンは、彼女の片思い。
誰を妻に選ぶかで、ニモのキャラクターも変化します。ちょっと憂鬱そうなインテリだったり、世をすねたようなワイルドなイメージになったり・・・老人の役まで見事に演じたジャレッド・レトに拍手。
3人のヒロインとの出会いでさらに枝分かれしていくニモの「人生」。12もの異なる人生を、ハイスピードに交錯させながら、観客をまったく混乱させないそのストーリーテリングの巧みさ。
「ああ、あの時違う選択をしていたら・・・」
誰もが一度ならず考える「人生」そして自らの運命の「選択」についての探求を、「バタフライ・エフェクト」や「超ひも理論」「エントロピーの法則」「宇宙大収縮」などの、もの凄い知識と情報量を駆使して語りつくす!
極上のソフィスティケイテッド・エンターテイメント。未見の方はとにかくお楽しみに。
『ミスター・ノーバディ』を観ずして、2011年の映画を語るなかれ!
ノーバディーズ・フール [DVD]
この映画は、大きな事件等はありませんが、自然体で生きるサリー
(ポールニューマン)がその魅力を余すところなく発揮している作品
だと思います。この映画に登場する人間はとにかく暖かいです。会話も
ウィットに富んでいておしゃれな感じがします。
特にラストのポールニューマンの安らかな寝顔は必見です。
(すべてを象徴しているような寝顔です)
ヒーローというわけではないけど、身近にいるとても大切な人の
ありがたさを感じてしまうような映画でした
NOBODY/ノーバディーズ・ベスト
カスタマーイメージは違うアルバムだと思うが・・・
'@YOU CAN't DO THAT
'AGOT A FEELING
'BJOHNNY BE BAD
'CCOOL IT DOWN
'DRESTLESS HEART
'EDREAMIN' BOYS 70'S
'FDON'T SURRENDER
'GONE-WAY HEART
'HDON'T YOU GO
'ILOSER
'JBLUE IN PARADISE