探偵神津恭介の殺人推理11~密室から消えた美女~ [DVD]
近藤正臣主演の神津恭介シリーズ最後の作品。電車内での不可解な殺人、マンションでの密室殺人等どちらかというと地味な感じの作品である。
しかし、ストーリー自体は丁寧に伏線を拾って収束する形を取る本格ミステリーの王道。設楽りさ子(当時)の初々しい演技も見もの。
近藤正臣がいつになく気障な神津恭介を演じていて、最高だ。昨今のライトな2時間サスペンスと比べて丁寧な作りがなされている。地味だが、有終の美を飾るにふさわしい作品。
カラー版 20世紀の美術
絵画、彫刻を中心とした20世紀の西洋美術の流れがぎっしり詰まっています。
パラパラっと中身を見ると読みやすそうですが、実際読んでみると内容を理解しながら読み進めるのは結構大変なように思えます。というのも20世紀美術は「〜主義」「〜アート」「〜イズム」といった美術界の動きが多数あるのですが、それらに関する記述が簡素に要約されていて、美術の初心者にはイメージしづらいからです。
ただ、非常に広範囲の内容をここまでまとめ上げているのはすごいと思います。近代・現代美術に興味があってよく美術館や展覧会に行くような人にとっては重宝するのではないかと思います。
水鏡綺譚
読み終えてから、暫く水色が私を包んでいました。言葉では表しにくい感情です。切ないとも、希望が持てるとも言い難い、不思議な感覚でした。
日本独特の空気感というのでしょうか。何かを感じていたようです。(無に始まり無に終わる、空虚感に押し潰されるような…)ワタルと鏡子は、その世界を照らしてくれていたように思います。
あとがきも、是非目を通してみて下さい。
ゆうやけ公園
ほーむれすさんに、ここの漫画の登場人物のように、気安く話し、できないでしょ・・。
でも、できちゃう。漫画だから。
しかも、あったかい、あったかい、漫画だから・・。
いい世界です。その一言です。ぜひ読んで、あったかくなってください。