TOEIC(R)テスト新・最強トリプル模試2[改訂新版]
前回と比べ
・part3,4,5の問題の記述が本番と同じように記述してある
・part7の問題構成が2×2,3×4,4×3と本番に近い構成(最近の本番は2×3,3×3,4×2,5×1)となっている(第3回目は除く)
ところが改善されています。
前回のをやったことをない人はこちらを購入するのをお勧めします
「お手本の国」のウソ (新潮新書)
各国在住の日本人が、現在の日本から見てお手本にしたいと思っている国の
「良いところ」の虚実を検討する。
「フランスは少子化対策に成功している」
出生率は2.1。
その理由は「女性が働きながら子供を持つのが可能になっていること」
全体的な評価はホントということのようだ。
「フィンランドは学力世界一のための努力をしている教育大国」
教育に税金から投入される額は日本の5倍。
教科書は現場の教師との共同執筆。このあたりはすばらしい。
だが落ちこぼれもあれば、飛び級もある。
細かい誤解はあるものの、これもホントだろう。
「イギリスでは二大政党制がうまく機能している」
第三極が台頭している。これは疑ってかかったほうがよいようだ。
日本は小選挙区制でほんとによいのか。
「アメリカの陪審員制は正しい判決をもたらす」
これはもともと、僕自身疑っているが、どうやら弁護士費用など、
カネがものをいう裁判制度になってしまっているようだ。
ほかに
「ニュージーランドは本当に自然保護大国か」
「ヒトラー展に27万人、ドイツ人と戦争責任」
「財政破綻でも食べていける観光立国ギリシア」
を収録。
経済大国でなく打てもよい。日本がお手本の国になるべきだ。
問題発言 (新潮新書)
政治家・企業人・スポーツ選手・タレント・・・等による、いずれ有名な「問題発言」集。それを言ってしまったがために、あるものは辞さずを得なくなり、あるものは一定期間表舞台から消え、そしてあるものは弁明・陳謝せざるを得なかった「発言」をまとめ、当時の状況やその後の顛末が簡潔に記されており、「そんなこともあったなあ」と思い出すと同時に「発した言葉には言霊が宿る」という再認識と「発言の怖さ」を改めて教えてくれる「注意書」でもあろうかと思われる、なかなかユーモラスな作品だ。これらの発言は確かに「問題」になってしまうのではあるが、実は発言者の「本音」であることがほとんどであろうし、また「核心を突いている」場合も多数あるのだと思うが、やはり
その影響を考えるに、あまりにもむき出しの発言は時に恐ろしいものであると再確認した次第である。また、その発言が、ほんの少しの言い換えやオブラートに包むことが出来たなら大分状況も変わっていただろうなとも感じられた。また、もうひとつには「マスコミの存在とその怖さ」も感じられる。テレビや会見などではなく、いわば「オフレコ」として語った、言わば単なる「失言」に尾ヒレがつき、立派な「問題発言」として世に出てしまうという場合などは、やはりそれが顕著だ。特に「報道」という名のもとに正義感を振りかざして追い詰めるだけ追い詰めるようなやり方には「発言者」に同情を禁じ得ないというか「報道の仕方ひとつ」で、それが問題にもなれば、何の話題にもならなかったりするという、いわば「情報操作」的な怖さを孕んでいるということも、改めて意識させられたように感じた。いにしえよりつい先日までの問題発言を集めた・・・というだけの作品ではあるが、実はそこから驚く程多くの事が見えてきて、そして考えさせられ、なかなかに奥が深く、実は歴史(現代史)の勉強にもなろうかといえるほど充実した、いろんな意味で興味深い一冊である。
テイルズ オブ ヴェスペリア イラストレーションズ 藤島康介のキャラクター仕事
まず、以前同社が発売された『シンフォニア』や『アビス』のキャラクター仕事を購入された・読まれた方は同じ構成と思ってください。
内容は、以下の通りです。
1…藤島先生の各キャラクターについてのコメント(横のページにキャラクターの立ち絵)
2…各キャラクターの設定資料(ラフ画、線画、彩色画、シルエット、アニメーション用の三面図)
3…藤原先生と製作側(樋口氏、吉積氏)のキャラクター製作秘話+チビキャラ
個人的には小物・武器のラフ、特定のキャラには背面のラフ画もあったのが非常に嬉しかったです。
製作秘話の対談も目新しい発見がありました。(チビキャラの対談はグダグダですが…;)
しかし、ラピードやPS3版の追加キャラであるパティのに関するものが一切なかったのが残念です。
(後者はゲームが発売前なので仕方が無いとは思いますが)
あと、カバーの折り返しにあのキャラがいたのが面白かったです。(「お前ここかよっ!?」的な意味で)
あなたが世界を変える日―12歳の少女が環境サミットで語った伝説のスピーチ
この本は以前から知っていましたが、実はそれほど興味を持ってはいませんでした。12歳といったら日本では小学6年生、その年齢の子が世界の重鎮に向かってスピーチをしたという事実だけでここまで話題になっているだけではないのかと捻くれた見方をしていたのです。
しかしたまたまこの本を手に取る機会があり、一読してそんな思いは吹っ飛びました。実に自分がこれまで聞いてきたどんな大人のスピーチよりも胸に響いたし、論理的で説得力に富み、何より共感が持てる内容でした。
これは本当に12歳の子が作った文章なのか、よほど推敲を重ね、色んな人にも見てもらって完成した原稿だったのだろうと思っていたら、実はスピーチの会場に向かう間、揺れる車体を机に僅かな時間で書かれたものであった事を知り、二度びっくりしました。
けれど、そんな疑問と驚きも、このスピーチが生まれた経緯を考え合わせていくうちにだんだん解消されつつあります。
この少女のスピーチがどんなお偉方のものよりも人々の心を打ったのは、ただこの事を伝えたいという思いだけで造られていたからではないでしょうか。他に何の思惑や意図も絡まない、これまで自分達が学んできた事や考えていることをとにかく皆に知ってほしい。そんな彼女の真摯さがそのまま言葉になっているからこそ、今も多くの人達の共感を呼んでいるのではないかと思うのです。
読み終わった今だから言えることですが、例えこのスピーチが世界の表舞台でなく名もない講演会で発信されたものであっても、自分は同じような感動を覚えたでしょう。今12歳である方へ、かつて12歳であった方へ、幅広くお勧めできる良い言葉、良いスピーチです。
かくいう自分も12歳を(遙かに)過ぎてはいますが、まだまだこの時の彼女よりも勉強不足です。せめて少しでも追いつけるように日々自分なりの言葉を探していきたいものだと思っています。