彼女の時
ムーンライダーズのドラマーとして、また映画音楽やプロデュースの世界でも活躍されてる氏の若かりしころの作品。 なんか大人な感じがいいです。もの静かな中に、深い愛情や悲しみやさまざまなことが描かれています。 氏の声、うまいへたって感じよりは、聞いたらくせになりますよ^^
リラのホテル
こんなにアンニュイな大人の音楽は日本にそうはないでしょう。ちょっと大人になっちゃった人には心地よい音に聴けると思います。かしぶちさんはムーンライダーズのメンバーの一人ですが、メンバーの中では最も孤独と愛と暖かさを持った方。元はレコードで持っていてCDも買い、そしてDLもしちゃいました。名盤だと思います。聴いてください。
かしぶち哲郎SONG BOOK
このCDは、ムーンライダーズもYMOも聴いたことがないという老若男女にも、是非聴いてもらいたいと思う。一曲目でぶっ飛ぶ(?)人が必ずいるはずである。エンディングにふさわしい雰囲気を持った「砂丘」というこの曲を、冒頭から聴けるというのもなかなかオツなものである。
「アバンギャルドな感じは苦手」という人にも全曲お薦めできる。なぜなら、彼の曲はどの曲も、どんなにサウンドが変化しようともそうした変化に負けないだけの存在感を持ったメロディを持っているから。彼の真骨頂はメロディラインにあるのだ。「ちょっと昔のヨーロッパの映画音楽が好き」という人だったら、絶対に損することはないと断言できる。
不満がないわけではない。とくに、「砂丘」と同じムーンライダーズの1stに入っている?紡ぎ歌」が選から漏れたのは、後悔されなければならない。「大好きな曲」とかしぶち氏が言っていたこの曲は、彼の無国籍(=多国籍)サウンドの、「砂丘」とは異なる方向性を持った楽曲として見逃すわけにはいかないものなのである。
このCDとは直接関係ないが、彼のソロ作品の中で「リラのホテル」だけが特筆される傾向があることにも注意を促しておきたい。
ムーン・オーヴァー・ザ・ローズバッド
…って、失礼なタイトルでごめんなさい。
25年以上の古ファンですが、音楽マニアじゃないし、ここ数年(って結構長いけど)のアルバムはややこしくて暗くって、困ったなぁって感じでした。
今回は聴き始めてすぐ「あっ、好き!」と思えて、嬉しかったです。歌詞カード見て覚えたいと思ったのは久しぶり。
「ダイナマイトとクールガイ」のその後を歌った「Cool Dynamo, Right on」が、深くて甘くて切なくて特にいいです。
久々の復活(?)を祝って、星5つはご祝儀込みの評価。