HGUC 1/144 RX-0 ユニコーンガンダム デストロイモード チタニウムフィニッシュ (機動戦士ガンダムUC)
MGでもチタニウムフィニッシュ出てますが
それは持って無いので、初チタニウム。
とにかく他では見られない質感です!
メッキのようなピカピカではなく、しっとりとした艶感。つやつやです。
まるで金属のよう。それでこそのチタニウムでしょうか。
ただエッジやモールド部分はコーティングののりが悪いのか、
下地のシルバーが見えます。
最初は「え〜っ」と思いましたが、これがスミ入れとかせずとも
ディテールを浮かび上がらせてくれて、結構いい感じです。個人的には問題なし。
あとは、予想通りゲート跡が目立ちます。しかも中が黒いので、白に黒は尚更。
位置的にもかなり前面に来るパーツもあるので対策法必須。
自分の場合はガンダムマーカーの白を使いましたがそれだけでも
だいぶ効果あったと思います。
全体的には、高価ですが他では得られないもだし、元がいいので大満足。
ユニコーン好きなら買って損なし、かと。
機動戦士ガンダムUC(ユニコーン) [Mobile Suit Gundam UC] 3 [Blu-ray]
これまでオードリーを救いたいという1点のみで行動し
“小さな枠の中で物事を認識していた段階”のバナージが
オードリーを通じて垣間見た政治的背景の一端に触れ
そこを介してオードリーの抱えるものの大きさを知り
自分自身の手で敵機を撃ち落とす現実に直面した事
捕虜となりギルボア家を通してパラオの営みを知る事で
自身が身を投じている戦争の現実を真に理解し
“広い視野で状況を捉えた段階”へと移行していく
【物語の1つの転換期】の様子が収録され
自身の思いだけではどうにも出来ない事の多さへの苛立ち
多くの人の命が奪われていく事への焦りや悲しみ
したくない事でも自分にしか出来ない役割故にせざるを得ない苦しみ
等の新たに生じた様々な葛藤に揺れる生々しい様子が濃密に表現されています。
また、今巻はバナージの戦争への介入の度合いの変化に併せて
物語の軸でありラプラスの匣の鍵とされるNT-Dシステムの“ブラックボックス”部分の
解明に焦点を当てた展開で加速度的に物語は進行し
必然的にそれを巡っての激化する戦闘シーンも存分に盛り込まれているので
シナリオ面と戦闘描写の両面で高水準且つバランスの取れた構成です。
スピーディーに進行し目まぐるしく新しい展開を迎えてはいきますが
1時間にも満たない限られた時間枠の中とは思えない位に内容が分かり易く且つ
1つ1つの要素の区切りもしっかりと付けられているので
原作を知らずこちらだけで観ている方でも理解するのに問題なく安心して楽しめると思います。
確かに原作に比べると圧縮されている部分も所々ありますが
大筋を理解する上で支障をきたすような所はなく、とても的確に纏められているのではないでしょうか。
バナージの心理描写に限定せず
バナージの葛藤を受け止めながらも軍人としての自分を貫き通すダグザの心の在り方
バナージと邂逅した事で露になるマリーダの出生とその内なる心
NT-Dシステムに着目したフロンタルの構想(狙い)
等それぞれのキャラクター毎の心理描写もとても強く描かれており
ストーリー展開を紡ぐ要素という意味合いだけに留まらず
個々の“人間”としての魅せ方の観点でも秀逸でこうした部分が作品全体の中でも特に惹き込まれます。
また、そうした表現が結果的により緊張感等も強く引き出している様に感じられます。
本編に留まらず特典も素晴らしい内容で
約11分程のEpisode1&2のダイジェストが収録されていますがこれが兎に角分かり易い。
この尺でもこれ迄の軌跡が誰でもハッキリと反芻できる程に各シーンの抽出と解説が的確です。
巻が進む毎に設定が明瞭になっていくので当然かもしれませんが、それに比例して今迄よりも
更に面白さが増していると思います。同時に続きがとても気になる絶妙な所での締め方も相まって
個人的には文句なく最高の評価を送りたいと思います。
機動戦士ガンダムUC 3 [DVD]
あなたがガンダム好きを自称するならば、この『機動戦士ガンダムUC』を観ないのは人生の損失となるでしょう。このガンダムUCはガンダム好きが書いたガンダム好きのための新しいガンダムです。過去のイケメンガンダムに辟易していた人。おもちゃ屋主導でたくさんのガンダムが出てくるのに飽き飽きしていた人。もう自分たちが見たい、初代〜Z〜逆襲にいたるあのガンダムを見られないと思っていたあなたは、絶対に観るべきです。このガンダムUCはガンダムが好きであればあるほど、楽しめる作品です。それでも信じられない人は、まずレンタルで。観れば、買いたくなること必至です。特にこの3巻は、涙なくしては見られません。。。
機動戦士ガンダムUC(5) ラプラスの亡霊 (角川スニーカー文庫)
ガンダムは一環してスペースノイドvsアースノイドの物語であるが、
これが革新派vs保守派であり、ジオンvs連邦であり、エゥーゴvsティターンズであり、
オールドタイプvsニュータイプの構図であった。その中に子供vs大人の構図も
常に存在し、ニュータイプは常に子供である。
この表現は間違っているわけではもちろんないし、子供向けロボットアニメであれば、
子供達の共感を得るため、やむをえない。
そんなガンダムシリーズにあって本作は大人のためのガンダムである。
主人公、バナージ・リンクスこそ子供だが、その周りを固める大人たちが魅力的だ。
今までのガンダムのように、ただ古い考えを持った保守派の大人として描かれているのではなく、
それぞれに事情があり、立場があり、秩序を守ろうとする大人。
このスタンスでガンダムを描くことが、これほど面白く感じるとは思わなかった。
ガンダムは成長する。
我々ガンダムを見て育った世代とともに。
蛇足ではあるが、いっそのこと主人公も30歳過ぎて急に覚醒した悩めるニュータイプにしてもおもしろかったかも知れない。