Sugar!!【完全生産限定シングル】
「全力で走れ〜!」と口ずさみながら気持ちを引っ張りあげてもらえる曲。おまけのDVDでは素直に感動「茜色の夕日」でもらい泣き。おまけだけではもったいない。この日のライヴをフルで見たいです。
リーダーシャッツ 21 男声合唱編
男声合唱愛唱歌の楽譜がたくさん収録されている一冊である。
なじみ深い歌曲や唱歌や民謡の他、磯部俶の『ふるさと』や新実徳英の『聞こえる』、木下牧子の『夢見たものは…』など、
合唱ファンにはたまらない作品が多数収録されている。
中でも『大地讃頌』の男声版譜が収録されているのは特筆に値する。
作者の佐藤眞氏のコメントが付されているが、それが中々笑える。
佐藤氏自身の手により男声版が作られるまで、
他の編曲者によってたびたび非公式の男声版譜が作られ、演奏されることがあったらしい。
作者はそれが気に入らなかったようである。
なお、詳しい曲目はこちらを参照。
http://www.panamusica.co.jp/ja/product/7910/
あの日教室で歌った 思い出の合唱曲
校内合唱コンクールにピッタリの曲が収録されています。ただ、前半に収録されている懐かしのメロディのような選曲は、我々にとっては懐かしいのですが、当然合唱コンクールを歌う中学生たちとは縁がないわけで、このCDのコンセプトが良く分からなかったです。
とはいえ、演奏の団体は皆しっかりと歌えています。同様の企画の中でも音程の安定度において、他を上回っているでしょう。渡瀬昌治の指揮による神代中学校合唱団の3曲は評価します。同じ世代の中学生による等身大の演奏ですが一生懸命歌っていました。声変わりしたばかりの男声もしっかりと歌っていますし、若々しさの良い面が歌唱に出ています。
平松剛一指揮の平松混声合唱団、辻正行指揮のクロスロード・ツインズ・ハーモニーという定評のある合唱団も登場しますのでこれらの音源としての価値は高いです。音程も正確ですし表現力もあります。中学生とは声質の違う成人の混声合唱団が歌っていますので、中学生がこのように歌うのは難しいでしょう。
岡本仁の指揮によるくにたちカンマーコールの「エトピリカ(「海鳥の詩」から)」はたっぷりとした発声で堂々とした歌いっぷりです。微妙に男声の入りが遅れますが声の魅力には参りました。中学生ではとてもここまで歌えませんから。
増田順平指揮の日本合唱協会の「流浪の民」は見事でした。歌詞は明瞭ですし、表現力はあります。今はあまり歌われなくなった曲ですが、多くの合唱人が愛唱した曲のベストの音源でしょう。
ボーナストラックの「ハレルヤ・コーラス」も楽しませてもらいました。日本フィルハーモニー交響楽団と素晴らしいコロムビア混声合唱団の饗宴、ヘンデルの偉大さを感じます。
日本合唱曲全集「土の歌」佐藤眞作品集
中学ー高校と合唱が盛んな学校で 十代を過ごした。
合唱とは音楽のジャンルとしては 一番容易であるが ここ30年程度の日本ではメジャーとは言えないというのが歴史だと思う。
かつては「歌声喫茶」というような文化もあり 合唱は ある種の人気と伝説を帯びていた。
一方 現代は これだけカラオケが流行り 自分が「歌う」ことには抵抗が無くても「唄う」ことには抵抗があるということなのだろうか?
本作で演奏される。「旅」「蔵王」「土の歌」というと 1970年〜1980年にかけての 合唱の大定番である。特に「土の歌」の最後の曲である「大地讃頌」は 他のレビュアーの方の言われる通り 卒業式の度に あちこちの中学校や高校で歌われていたと記憶している。
今聴いても 当時の記憶が立ち上る。そう 僕も何度か歌ったものだ。