やぶとはなもも (バーズコミックスデラックス)
強面、ごつい体格、元アマレスの怖そうな外見の中年男。
そんな彼の帰りを待っているのは一匹の猫。
はなももという可愛い名前の雌猫に男はでろでろ、めろめろです。
漫画の世界だろと思ってみることなかれ。
いや、実際、こんな人いそうな気がします。
猫を愛する男の周りには、猫を飼っている人も自然と集まってきます。
初めて猫を拾った部下(女性)猫の飼育のアドバイスをする友人。夫と別れて三匹の猫と暮らす綺麗な御婦人など。
猫漫画にも色々とありますが、これは読んでいるとクスリと笑いたくなるような一冊です。
リバーサイド・ネイキッドブレッド (Feelコミックス)
首をながくながくして待っておりました
有間しのぶさんの新作は、モンパトを連載していた
月間誌フィールヤングでの連載作品でした。
自分の中1のもやもやの頃を思い出させてくれる、でも
まっすぐ生きてるいぶきちゃん。モンパトの香ちゃんを
思い出させてくれて嬉しい真文さん。多彩な色をもつ
女王様、その他その他あいもかわらずの、キャラクター
の長い人生のほんの一部を見せてくれるかのような、
魅力的な有間節。
嫌味なキャラでさえ作者の愛を感じて愛おしくなります。
全編通しての川面や水のイメージのブルー、温かい
パンの焼ける匂いのオレンジと相まって、なんとも
切なく優しい色に染まっている単行本でした。
(パンも大変美味しそうです。。「あついけどここおいで。
石釜の前って落ち着くよ」というセリフにもパン屋さん
のイメージを感じさせてじわじわきました。。)
ラスト4ページは描き下ろしでいぶきちゃんの友人
犬井くんの妹のれんちゃんの20年後でした。本編で
はっきりと顔のなかったれんちゃんの大人になってからの
泣き顔、笑顔、安心している顔。
このラストがあることで有間さんの作品のキャラクター
への愛をさらに感じで胸が熱くなりました。
ひっそりと静かに雑誌で連載ははじまり、また静かに
終わりを迎え、その間フィールヤングの発売日には真っ先に
『リバーサイド・ネイキッドブレッド』を読んでおりました。
雑誌へ感想を送るなどしませんでしたが、毎月仕事帰り
にページを綴るのを愉しみにしていた一読者がおります。
ほんとうに幸せなひとときでした。
こうしていつでも読み返せる形になり嬉しいのひとことです。
(今月はホテルポパンもついに単行本化で・・・
ポパン2巻の発売も3月ということで^^やったー!
またしばらく首を長くしております。。)
追記:フィールヤングHPのスペシャル企画で有間先生の
発売記念インタビューが掲載されておりました。
やぶとはなもものような愛猫さんも愛らしく。。
http://www.shodensha.co.jp/fy/special/post_51.php
モンキー・パトロール (フィールコミックスGOLD)
毎号楽しみに読んでいた4コマが まとまったと知って予約して買いました。お金と仕事はそこそこある女、香ちゃん、男にだけもてもてだけどプ-の女すずな、そして男友達は多いけど彼は居ないあだ名は、おやっさんと言う女、ヤイチ。女ならすずなとして生きたいけど、友達になるなら絶対ヤイチ。有馬しのぶさんの本は初めて買ったけど2巻もむっちゃ楽しみにしてます!!
モンキー・パトロール 4 (Feelコミックス)
キャラが立ってて勢いがあって大笑いできてちょっとしみじみしたりもするし。
有間しのぶさん「らぶだち」も好きだけど、こっちも現在進行形でいい感じです。
今から続巻が楽しみです!