アニメ テルマエ・ロマエ Ⅰ【Blu-ray】
ユルアニ?の時はFROGMANがほとんど一人で作画や声優を担当していましたが今回はスタッフがかなり増えています。
適度な「ユルさ」が作品にマッチしていて良いです。FROGMANの作るフラッシュアニメが好きな方におすすめです。
映画 テルマエ・ロマエ ムジカ・コレクティオン
disk1はオリジナルスコア30分程度でやや不消化なスコアなれど、ベン ハー序曲、ガレー船を漕ぐ奴隷のテーマ、キングオブキングス序曲、グラディエーター的ハンスジマー現代感覚あたりのテイスト満載。ちょっと過激に進化し過ぎの近年ハリウッド史劇より往年の響きを感じる和製史劇スコアとしてはうれしい限り。disk2のラッセル ワトソンは、この作品の為の新録音のようだ(録音の一ヶ月前にdavid foster and friendsで同曲を歌っていたので親近感増)が、あとの既存作品はnaxos音源が多く聴くもイマイチか。特にメインで使われるアイーダをなぜnaxosのハイライツ定価890円?版を使うのか?版権や使用料の問題はあるだろが、独立したコンピアルバムとしてはランクダウンは否めず。でもアイーダってローマでなくエジプトを謳ってるんじゃなかったけかな〜。まぁ、のだめ感覚で良しとしても、CDとしても値段は高い気も。
テルマエ・ロマエ IV (ビームコミックス)
アエリウス・カエサルが他界し、後継者を失った失意のハドリアヌス。
ハドリアヌスの後継者問題にかんしてはこの時代を取り上げているいくつかの著書にも書かれていますが、ハドリアヌスも自暴自棄になって大変だった様子。
そのエピソードからこの4巻は始まるのですが、ハドリアヌスの余命もわずかなはずなので、これはもしかするとルシウスにとっての一大事業になる可能性があります。
1−3巻までの、1エピソード水戸黄門型問題解決スタイルではなくなっているのは、今回ルシウスが課せられた使命があまりにも大きいからなのでしょう。
それにしても、浴場、お風呂というテーマはしっかりと保持され、長期滞在なら避けて通れぬ電気など(古代ギリシャ・ローマ時代に既に電気が知られていたとは・・・!)、様々な現代日本の(それでも都会ではなくて時間の止まった温泉街)様子におっかなびっくり対応するルシウスの描写は見事です。
どこを見ても「お風呂漫画」という代名詞が付いてしまっていますが、わたしにとって、これは立派な古代ローマと日本の比較文化論。
沢山の日本での経験を土産にローマにいづれ戻るであろうルシウスの作る浴場に大きな期待がふくらみます。