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西の魔女が死んだ (新潮文庫)
私は謎や驚異に満ちた物語が好きで、魔女のような超能力を持つ人の話も好きなのですが、
こういう切り口でこられると本当に降参してしまいます。いわゆるSFとかファンタジー
とか頭でこね回したような作品はいろいろありますが、この本にはそういうものが一切あ
りません。
不思議も謎も全部地に足がついている。
なんせおばあちゃんの元で、まいがする魔女修行っていうのが「なんでも自分で決める」
「意志を強く持つ」この二つなのですから。そして具体的な修行といえば、午前は家事の
エクササイズ、午後は勉強を自分で予定を立ててすること。なんですからねえ。
そして、まいが挫けそうになったり、心を乱されたりしたとき、おばあちゃんは愛情いっぱ
いで、まいを包んでくれる。
本を読んでいる私にまでおばあちゃんの愛情が伝わってくる。
おばあちゃんの言葉、行動、ちょっとした時に見せる仕草、そんな一つ一つが心を軽く
ノックしていきます。
「おばあちゃん、大好き」
「アイノウ」
英国人のおばあちゃんの一言が、まいの疲れてささくれ立った気持ちをゆっくりほぐして
くれます。
読みながら薄い文庫でしたので、終わらないで欲しいなあ、なんて思いながらページを繰
ってました。
そしてラスト・・・。
いきなり急襲されました。
あのメッセージ・・・。
涙が溢れてとまりませんでした。
梨木さんの今まで読んできた作品はどこか現実味にとぼしく、そこがまた好きなところだ
ったのですが、こういう風にやられるとは、思いませんでした。
超自然の力、それは、こんなにも身近に存在し、こんなにも愛しいものだったのか。
とにかく読んで欲しい。
そう感じた1冊でした。
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STREET THUNDER(ストリート サンダー) 31インチスケートボード H2O 09855
スケボー初心者です。他のスケボーの具合は全く知りませんが、スピードを楽しんだり難しい技をやりたいわけじゃなく、気軽にスノーボード感覚を楽しみたいと思って買いました。滑れるようにするためにウィールのねじを緩めるのですが、レンチが#12では小さく#13では大きすぎて使えず、モンキーレンチを使いました。それで緩めるのが少々手間でしたが、完成品でこの値段でこれだけ滑れたら十分です。平地で滑らせて楽しんでます。