ほんとにあった怖い話 完全版 [DVD]
「リング」や「呪怨」といったJホラーの原点となったオリジナルビデオ3作を1本にまとめたものです。
起承転結のないいわゆる実話怪談ですが、特に素晴らしいのは「夏の体育館」や「霊のうごめく家」が収録された第二夜で、これらの作品が、いかに後のJホラーに決定的な影響を与えたかがよくわかります。
フジテレビで時々やっている「ほん怖」も元はこのシリーズのTV版として始まっています。
ほんとにあった怖い話
番組は、2004年の放映以来、ファーストシーズン、セカンドシーズン、スペシャルと息の長い超人気シリーズ。
猫目小僧のゲキメーションような独特のオープニング、ナレーション、スタジオセット、キャスト(稲垣吾郎の起用、キャラの立った子供たち)、
五字切りアクション、「はい、吾郎さん」の決まり文句、少年探偵団のような舞台設定、特に、質の高い再現ドラマ、などなどなどなど、
恐怖実話の再現バラエティにもかかわらず、独特の”本怖”ブランドを確立していました。
そのなかでも、このテーマ曲、音楽が果たした役割は、本当に大きいと思います。
CDは、このテーマ(怖いだけではなく、恐怖とアクションを現代的に巧みに表現している)と、
そのアレンジ(コーラスバージョンが恐怖の中にも悲しみを漂わせている)、恐怖音楽だけでなく、
ほのぼのシーンや感動シーン(ほんとにあった良い話)の曲も収録していて、番組の雰囲気に浸れます。
7. テーマ曲(和太鼓バージョン) では、太鼓のリズムが面白く、「五字切り」のセリフも入っていますが、
さすがに、版権もあるだろうから吾郎さんの声ではありません。
バラエティーでサントラCDがリリースされるのも珍しく、また、7曲でこの値段は、ミニアルバムとしては妥当と思います。
コワ~い不動産の話 (宝島SUGOI文庫 A た 5-1)
不動産の話です。広告や営業マンの話ではわからない、不動産売買の真実について書かれています。とても参考になります。人生最大の買い物の割には、情報弱者で、知らないことがたくさんありました。これから、マンション・家・土地を買う人は読むべき本だと思います。知ると知らないでは大違いだと思います。
スクリーン
つんくが久々になっちに曲を書きましたがスクリーンはまあまあイイ曲です。カップリングはつんくお得意の暗い曲です。正直、なっちにはもうつんく曲を書かないでくれってカンジです。なっちは他の人が書いた曲の方がなっちらしさが出てると思います。つんくよあんたはベリーズとキュートにだけ、曲を書いて エエがな、エエがな(笑)って言っていて下さい。音楽的に聴いてると、中澤さんの上海の風を思い出すカンジの曲です。
高血圧の常識はウソばかり (朝日新書 (086))
大規模臨床試験により、「血圧は高ければ高いほど血管病の疾病率や死亡率が高くなるp.81」「血圧が下がりすぎていても危険ではないp.76」「上の血圧の値から下の血圧値を引いた数字を「脈圧」p.81」というが「脈圧が大きいと、確実に血管病になる率も高くなるp.92」といった今でも多くの人が認識している常識とは異なる実態が明らかになっている。また、健康診断の時に血圧が正常でも職場では高血圧な「職場高血圧」の人がかなりの割合でいる等健康診断で血圧が正常値でも安心してはいけない事情がある。また、血圧を低くするには「速歩きや自転車、水泳などの全身の筋肉を動かす運動p.202」が良い。「運動はストレスの発散につながります。また、運動をすることで体脂肪が減り、これが血圧を低くすることにつながりますp.199」また、「1日にとる塩分の量は6グラム以下とすることp.206」「カリウムが比較的多く含まれているリンゴやミカンなどを摂るp.212」ことが必要だが、「水の飲みすぎは高血圧によくないp.210」。血圧と疾病の関係を科学的実証に基づき丁寧に説明しつつ、高血圧の治療には、きちんと薬を飲んで地道な食事・運動療法をするしかないと説く。地味でまっとうな主張だが、医学界のボス支配体質、医療を歪める薬品会社の利益主義、楽に高血圧を治療・予防したい患者の期待におもねる一部の医者などに対して、まっとうな医療が振り回されがちなことを著者は怒っている。高血圧の治療・予防には、まっとうな方法しか対策が無いということを真摯に語る著者には非常に好感が持てる。おススメ。