終わりなき夏 永遠なる音律 初回版
ほんわかした雰囲気、温かいストーリーなんだろうなと思いプレイしてみましたが、騙されました。
もちろん良い意味でですが、澪と花音の過去の背景が予想以上に重くそれに向かって立ち直り、進んでいく様は胸を打たれました。
主人公は可もなく不可もなくいわゆる「等身大の人間」で安心して見守れましたし…惜しむらくは、二周目以降から若干作業になりがちになってしまう所でしょうか。
さて、ここからは私の完全な邪推なのですが世界感が某オルタと同じでまさかとは思いますが、オルタの様にこの作品は後にオルタネイティヴなる作品を出す為の布石、つまり地獄に叩き落とす為の伏線なのか?と思えてなりません。
四月一日、つまりエイプリルフールにこれの偽告知を会社はしていたみたいですが、本当に偽?と疑ってしまいます。
と、勝手に盛り上がってしまいましたが興味があれば是非…
同級生 D-1 夏の終わりに [DVD]
一定のクオリティを持って作られた初めての18禁アニメ(この作品はR指定だが)。
よくぞここまで!と思えるほど竹井正樹氏のタッチをアニメにしている。
この後にリリースされた「2」のアニメでそれはより洗練されたかに見えたが、ロングランになった「2」より、この「1」をアニメ化した「夏の終わりに」の方が個人的にアニメとしてのクオリティは高いように思う。ただクオリティはどんどんダウンしていく。私の中で普通のアニメ=クオリテイが落ちていく、という認識があるので仕方ないが、ことアダルトアニメに関してはその印象が特に強い。これも例外ではない。
美沙役のこおろぎさとみさんははまり役。「同級生」シリーズはメディアが変わるごとに各キャラの声優さんがころころ変わるが、美沙=こおろぎさとみさんだけは鉄板であった。「同級生恋愛専科」というラジオでも長期間パーソナリティをつとめつづけた。まさに「同級生」シリーズを代表する声優さんであったと言えるだろう。
主題歌の「WAKE UP LOVE」は名曲。
夏の終わりに
孤独な思春期を送ってきた、わずか21歳のジェーンの深い洞察力には驚かされます。夏の終わり、自分の原点とも言うべきスコットランドに帰ってきたときの、深い感動は私にもひしひしと伝わって来ます。悲しい別れのあとに、まるでスコットランドの懐深い大自然のような男性と。。。うーん、素敵なお話ですね。