P.S.アイラヴユー プレミアム・エディション [DVD]
主人公の母親役を演じていたキャシー・ベイツはすばらしかった。
オスカー女優としての存在感たっぷりで、思わず惹き込まれてしまう。
「独りぼっちでも歩き出すのよ。忘れないで、独りなのはあなただけじゃない」というセリフを言った時のキャシー・ベイツの表情に注目だ。
この作品は正に、このセリフのために存在するかのような、力強く、清々しい仕上がりとなっている。
やや感傷的なストーリーだが、夫を亡くした若い未亡人が長い年月をかけて立ち直っていく姿が、厭味なく表現されている。
友情や親子の絆に支えられ、癒されていく主人公が、後半になって、チャーミングで屈託のない笑顔を披露してくれる。
視聴者を惹きつけて止まない作品だ。
Will
綾瀬はるか主演映画 "ICHI" の主題歌。
ソンミンを聞いたのはこれが初めてだが、メロディーのすばらしさと彼女の歌唱力には圧倒された。
歌のはじめは極おとなしい。
次のフレーズ
"願うことは ただひとりの人を信じる強さ 形のないあたたかい温もり君が教えてくれた"
でボリュームが上がる。
そして
"ふたりなら Find out and share with you 超えられる I will I will 支えているはずが支えられていた 気づけば互いの愛で"
のクライマックスに続く。
タイトルの "Will" はこのクライマックスからとったのだろう。
映画のテーマは、上の二つのフレーズそのもの。
映画 "ICHI" の脚本・演出には賛否両論あると思うが、この曲はおすすめである。
P.S.アイラブユー [Blu-ray]
男は未練がましい生き物だと思う。
別れた後に 後を引くのは やはり男性だろう。
この映画を鑑賞したのは 死んだ夫への愛情を見たかったから。
彼の残したサプライズを通じて 妻が彼を思い出す展開を期待していた。
予告も そんな雰囲気だったと思う。
ただ けっこうあっさり 次の恋にときめいていたので 残念。
もちろん 妻の立ち直りの物語としては 悪くない。
ただ やっぱり 夫LOVEな映画を期待してしまった。
その上で 想いは 昇華されて欲しかった。
女性には プラス☆ひとつでもよいのかも。
NHK大河ドラマ 龍馬伝 オリジナル・サウンドトラック Vol.1
やはり、オープニングテーマ、「龍馬伝」が震えるほど素晴らしい。今までの大河の中で最高のオープニングではないかと思う。「龍馬伝」と「雑草魂」の二つはiPodに入れて、ランニングの時に聞いて走っている。この曲が聞こえてくると自然とペースが上がってしまう!頭の中は完全に龍馬モード。
頭の中だけでも青春したい大人の皆さんに、是非。
ザ・ミラー・プール
Dead Can DanceはBrendanとLisaの異なる個性がmixtureされたところに魅力がある。この作品はLisaの個性が取り出され、その歌声に一段と広がりを見せた快作である。リズミカルな部分は少ないが、(少々語弊があるかもしれないが)その代わりにサントラを聞いているような、荘厳で壮大な曲調に仕上がっている(実際、Lisaはその後、多くのサントラも手がけることになる)。曲としてはクラシックを元にした4曲目"Sanvean"や9曲目"Largo"が特に素晴らしい。Dead Can Danceファンは必携の一枚であろう。