浅草橋ヤング洋品店 魂の在庫一掃大セール DVD-BOX
現在のテレビは様々な制約があると聞きます。
昔にくらべて、今は・・・って言うつもりもありません。
だが!あのテリー伊藤の作り手としての意地、覚悟を最大限に発揮したのは、もはやこのアサヤンが最後だったのではないでしょうか。
面白いだけじゃなく、戦いに向かう漢(おとこ)の背中に漂う切なさを浅草キッドをはじめ、エガちゃんに感じてしまう僕は・・・・・・。
ホモじゃないけどね。
でも男のホモっ気がビンビンになってしまう程、手元に届くのが待ち遠しい作品です。
アサヤンがなかったら、僕はどぉにかなっていた。
ビートたけしのオールナイトニッポン傑作選! (本人本)
高橋源一郎さんが倖田來未さんの発言が物議をかもした件について「おれは流出元がオールナイトニッポンと聞いてびっくりした。オールナイトニッポンってさ、ビートたけしがパーソナリティをやって『ババア、さっさと死ね』とかいってた番組ではなかったのか」とかいっていた。
松尾スズキさんは「熱い季節に誰もが熱くなったりするロックが私に必要なかったのはたけしさんがいたから」とまで語っている。
本書を読むと「なるほど」と思える。若造の僕もたけしさんがなぜある人々(40代くらいのお笑い寄りのサブカルチャーな人たちに多い)から「殿!」と親しまれているか、その理由がわかった気がした。いうなれば本書は『ビートたけしのオールナイトニッポン』の入門書である。金鉱山の入り口である。しかし、地下にはまだまだ金脈が眠っている。それにアクセスする術を我々は持たないのだ。私は何を言わんとしておるのか。「もっと読みたい(聴きたい)!」ってこと。
新宿スペースインベーダー 昭和少年凸凹伝
少年時代の思い出小説って記憶の中で美化された作品が多く、たいてい途中で飽きてしまうのですが、この作品はそういう事が無くどっぷりと引き込まれてしまいました。あと、文章がすごく良かった。
思い出を振り返る大人の目線ではなく当時のリアルな子どもの目線を見事に表現した玉ちゃんは凄い。
「ぼくのなつやすみ」とか「放課後少年」が好きな方にはもちろん、あんなんじゃ満足できねえっていう方にもお勧めの一冊です。
ただ、残念だったのは読めない漢字が多かった事かな。自分は漢字が苦手なので、赤江くんのようなバカな子でも読みやすいよう配慮して欲しかった。
浅草キッド (新潮文庫)
浅草で主人公が師匠や踊り子の愛情に支えられながら成長していく姿が描かれている。
主人公を含め登場人物はみんな個性が強い人ばかりだが、他の登場人物を抜きにしてはその個性も輝かない気がする。この話で描かれる人間関係にとても温かみを感じた。
博士の異常な健康
浅草キッドの水道橋博士といえば、残念ながら今やほとんど見る機会が無くなってしまった、希少な東京漫才伝承者であり、政治バラエティのパイオニア、浅ヤンや未来ナース等のお宝芸能人(芸能人のお宝ではないので注意)発掘という偉業を成し遂げている、きわめて優秀な日本文化の担い手である。
かねてから身を削っての体当たりルポで綴った感動の名作「博士の異常な愛情」の続編では全く無いものの、その内容において、前作を勝るとも劣らない圧倒的な情報で最後までもったいないことに一気に読ませてくれる。
ハゲ・肩こり・筋トレ・・・・中高年になれば誰でも無関心ではいられないトピックを、正に体験突撃レポートした懇親のルポである。