初期のいましろたかし―ハーツ&マインズ+ザ★ライトスタッフ+その他 (Big comics ikki)
不器用でどうしようもないけど一生懸命な面々たち。
彼らがやってる事は傍から見ればしょうもないことかもしれませんが、本人たちは一生懸命。
バブル期よりも生きにくくなったこの時代において、何よりもジャスティに生きることを止めてはならない。
たがが外れて浮かれまくっていたバブル時代の裏で生きていたキャラ達は今も眩しく今も生き生きとしています。
山下みたいなやつ嫌いじゃないぜ!
原発幻魔大戦 首相官邸前デモ編 (ビームコミックス)
前著原発幻魔大戦 (ビームコミックス)の続編と言える内容。
全国各地で毎日、毎週のように起こっている抗議活動に参加している人ならば、その時々に起こった事と当時の感情を思い出す事ウケアイ。
特に表紙にもなっている人物、大飯原発の再起動を決めた時の野田首相に対する怒りは、今も多くの人々の心に残っているはず。
巻末の孫崎享氏との対談も当然、時事を反映した興味深い内容。
前著にあった、アダルトビデオの一コマのような画は本著にはありませんので、お子さんに見せても大丈夫(なはずw)です!
定本 宮本から君へ 4
「サラリーマンみたいな人生は送りたくない」なんて若い人はよく言うような気がするけれど、そんな人にこの漫画を読んで欲しい。
極普通に社会の歯車として機能することも出来ず己の惨めさにただ悔し泣きし、それでもがむしゃらに生きようとする宮本に感情移入せずにはいられない。
盆堀さん (BEAM COMIX)
これはしかし、いましろさんが苦手な人は、
「キ〜ッ!」
てなりそうなほど、極端ないましろワールドですねえ。
淡々としてても、最後にはまとめらしきもの
用意されてるならいいけど、それすらない。
投げっぱなし。
好きな人はズブズブはまる、
日常どーにもならない讃歌の数々。
この、讃歌、ってぶぶんが大事で、
哀歌にならないところが、
いましろさんの素晴らしいところだと思うのです。
巻末には「釣れんボーイ」も収録。
ファンは買うべし、嫌いな人は1ページも読むべからず!