ハイド・アンド・シーク/暗闇のかくれんぼ (特別編) [DVD]
面白かったが、期待したより恐怖感はなかったかな・・・;;
ネタバレしないように書きますが、大オチのどんでん返しは、もう少しヒネりがほしかったです
hide and seek
前作「ユメ,ミル,ココロ」と雰囲気を共有するような作品。今回もバックはバンドサウンド。やはりバキッとしたサウンドのほうが声が際立ってよく聴こえると思う。展開的にはABメロでシンプルなビートを刻み、サビになって重なり、間奏でギターが唸る。構成は3曲共通な印象。なので面白みはない。そこはまぁ、期待するべきところじゃないのだけれど、やや単調さも感じた。
表題曲の「hide and seek」はくすぐったいようなサビメロが印象的で、特にCメロが気に入った。「サボテン」は誕生日の歌。これは詞で全てを語っている感じなので、歌やメロディーの力をあまり感じない。「星の缶バッチ」は鍵盤も絡んでくるポップナンバー。これも物語調で、片思いの歌ながらかわいい雰囲気が伝わってくる。
爽やかなサウンドとポップなメロディーは非常にいいと思うが、前作とあまり差異はなく、比べてしまうと全体的に劣るというのが正直なところ。個人的に詞が惜しい。3曲とも同じ作詞作曲者のラブソングなので余計に。特に歌声に癖がない分、もっと引き付ける言葉や力強い部分も必要だと思う。詞だけ読めばそうでもないが、歌になると「言うじゃない?」では、ちと弱い。その微妙さがおもしろくもあるけれど、3曲続くとさすがに。
ファンなら買いな作品だが、やはり1曲くらい飛びぬけた曲、或いは変化球が欲しかった。
それでもコンセプト作品としてみれば統一感もあり良作。今後は新たな展開や、作詞:伊藤かな恵なんてのも期待したいと思う。