水島新司の世界
野球狂の詩、一球さん、ドカベン(初期)、どれも漫画もアニメも大好きでした。
このCDを購入したのはかなり前です。
手にした時は本当に感動の嵐でした。
「野球狂の詩」「勇気のテーマ」の堀江美都子さんの澄んだ歌声から、
勇気の純粋な情熱が伝わってくるようです。
「北の狼南の虎」は確かアニメではスペシャル枠で放映したと思います。
その回の主人公、火浦健の心を表したかのような二曲
「北の狼南の虎」「かあさんの灯」は本当に心に染み入りました。
歌っているのがまた水木一郎氏という、本当に贅沢な作品です。
私は「一球さん」を読んで運動オンチながら野球のルールを学び、
このアニメで声優水島裕のファンになったほど思い入れのある漫画です。
そして「ドカベン」
歌詞のよくわからなかった挿入歌が全て入っていて、とても嬉しかった記憶があります。
当時、土井垣監督が(漫画の中で)入団したチーム、
日本ハムファイターズのファンになったほど影響された漫画です。
当然、これらは今聴いてもとても新鮮で、当時の思い出にひたることもできます。
本当に感動がいっぱいの宝物です。
恋文 (中公文庫)
早く言えば、独身女性と結婚してる男性の、不倫状態での手紙のやり取りを題材にした小説です。
手紙のやり取りが中心なので、一気に読み終えなくても、時間つぶしに読んでも話は繋がりますので、時間がなかなか取れない人でも、読みやすい小説です。
手紙のやり取りと言っても、俵万智 荒木とよひさが書く手紙のやり取りなので、文章はしゃれているし、言い回しも素敵な言い回しの部分もあって、それはそれでいいのですが、読み終えた後に嫌悪感が出てくるのは、不倫が題材だからなのかなぁ。。。
なんか、女性の描き方というか、そこら辺が上手く描ききれていないと言うか、
この小説を読んでいる限り、その女性は・・・奥さんのいる人に恋をしちゃったけれど、私は別に奪うつもりでもないし、逢いたいときはなんとかお互いの時間に都合をつけて、二人っきりでデートしたり、SEXしたりするだけで満足なの。
なんか、そんな描かれ方をしているし、女性の葛藤には触れていない。
それが、小説自体をじめじめさせてていなくて、いいのか悪いのかは、読む人の心の問題なのかもしれませんが。
ただ、読んだ後、嫌悪感を覚えた小説は、今までに1冊もありませんでした。