ヴェルディ 歌劇《アイーダ》全曲 [DVD]
数あるオペラの中で最も舞台が豪華なのがアイーダでしょう
その雰囲気が十分に満喫出来ます
ヴェロナで毎年夏の間3ヶ月月曜日を除いて毎日開かれてアイーダだけでも十数回の公演があります
ローマ時代の2000年前に建設された万余人収容できるアレナ(コロセオ)に設えられた舞台は劇場では不可能な巨大さで衣装と共に絢爛豪華を極め膨大な数の出演者やバレーすべて見応え十分 広いのに音響効果は良く先人の知恵にも驚かされます
5年前にベロナで見たのとこのDVDの舞台は全く変ってましたがどちらも素晴らしいでした舞台が広すぎて証明がやや暗く感じられます
ネットで日本で入場券が入手出来ますので是非本物を見に行かれて大きさを堪能されると良いでしょう
http://shop.cosi.it/tol4arena/
シモン・ボッカネグラ*歌劇 [DVD]
オペラのLDを10セットくらい持っていて、かつ衛星放送でそれなりにオペラを見る機会があったので、DVDソフトを買おうという気に中々なりませんでした。
でも、これは別格です。CDで超名演を記録しているアバド他名歌手の面々を画面で見ることができるのは、とても嬉しいことです。発売に感謝します。
少し古いので画像が甘いですけど、またオケがスカラ座でないのが少し残念ですが、あまり気になりません。この渋いオペラを愛する方なら、座右に置く価値のある1枚だと思います。
ヴェルディ全オペラ解説・2: 「群盗」から「ラ・トラヴィアータ」まで
第1巻発売後、首を長くして待っていましたが、やっと発売されました。
「群盗」「イェルサレム」「海賊」「レニャーノの戦い」「ルイーザ・ミラー」
「スティフェーリオ」「リゴレット」「トロヴァトーレ」「椿姫」と
第1巻に比べてなじみのある作品が多くなっています。
「群盗」「海賊」「レニャーノの戦い」あたりは
永竹由幸氏の「ヴェルディのオペラ 全作品の魅力を探る」では
ものすごく主観に満ちて、楽曲の解説すら省かれてしまっていたりするので、
この高崎氏の解説書の方が実質の解説になると思います。
「群盗」や「海賊」など、低く見られがちな作品に対しても、
ヴェルディの作品の一部として、とても尊敬の念に満ちた書き方ですし、
CDをかけながらじっくりと作品を知っていく楽しみがあります。
かえって、ちまた解説の多い最後の3作品は、知っている事項も多く、
軽く読んでしまうくらいです。
第1巻に比べ、楽譜の掲載が少ない気がしますが、
大切なモチーフ等は載せておいていただいた方が嬉しいです。
これからもCDを掛けながら読んでいきたいと思います。
ヴェルディ:レクイエム
ディアズイズレのきちんと感は、迫力よりもその鮮烈感が素晴らしい。バーンスタインにもカラヤンにも無い柔らかなほかの楽章は聴きどころ。ヴェルディのレクイエムを始めて聴く方にもそうでない方にも、おすすめです。もちろん拝聴して損無し!です。
黄金の翼=ジュゼッぺヴェルディ
数年前に図書館で見つけ、改めて購入し何度も読み返した本です。
ヴェルディの生涯全体を始めて知った本でもあり、散発的にしか聞
き知っていなかった、それぞれのオペラが生まれるまでの経緯を知
り、一つ一つのオペラへの見方を変えさせられた本でした。
ある部分は小説を読む様であり、ある部分は著者の強い思い入れ
による表現に振り回された観もあり、その後に読んだ2冊のヴェルデ
ィ伝よりは、歴史的事実を越えた部分があるのではと思ったもので
すが、そのイメージをくつがえすことは難しく、今も読み返す本こと
の多い本です。
写真も、旅行誌やイタリアオペラ全体を扱った本などと違い、目の
前にその時代がよみがえって来る様な感じがしております。