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2012年 資本主義経済 大清算の年になる 激震が予想される今年の世界経済について、年頭に頭の整理と一定の見通しを得るべく一読。日頃、新聞などで断片的に読み知り聞きかじっていたことどもが頭の中で繋がりはじめ、「グローバル化」した世界経済には今や幾つかの危険な大うねりが生じており、しかもその底流(地下水脈)が互いに通じているさまが、おぼろげながら理解できました。(例えば、先進国における財政出動が結局新興国や資源・商品相場に流れ込み、前者では税収不足による財政危機、後者についてはバブル化(=金融引き締めのための金利上昇が更なる資金を呼び込む)した(13頁、27頁、91頁)という全体状況や、大幅減税と財政拡大による内需拡大策と同時に金融引き締め(ポール・ヴォルカーによる)によるドル高政策を実行し、米国の製造業を壊滅させ産業空洞化を招来したレーガノミックス(インフレなき高成長!)の構図(33頁、151頁)、各国とも今や、財政出動は金利の上昇や国債の格下げ、資源・資産インフレ等を惹起し、他方財政再建は歳出カットや増税で景気や雇用を悪化させ、更にそのインフレが生産コストを押し上げて、そのモノづくりを破壊していくというジレンマ(42頁、174頁)など。)その意味では、個人的には得るもののそれなりに多かった一書でした。

「ユーロ圏の金融政策は、欧州中央銀行が(ECB)が一括して実施する。・・・ (その政策金利水準は)どうしても平均値指向になる」(49頁)。
「中東や北アフリカに広がった独裁者たちに対する市民の果敢な蜂起も、その引き金は多くの場合に(食料価格の高騰による)食料危機だった」(75頁)。
「資源と資産はインフレなのに、モノづくりの世界は相変わらずデフレという現象が起こっているのだ」(90頁)。
「減り続ける労働力すら使い切れないようでは、どうしようもない」(136頁)。
「インフレ圧力にさらされる分野では買い控えが起こり、デフレ圧力にさらされる分野では価格競争に拍車がかかる。どちらの場合も日本企業の利益は増え」ない(141頁)。

それにしても、人間もそうですが、先の心配や「年金が保険が」と云うようになった時点で、その人はもう中年から老年に差し掛かっていると云える訳で、してみれば日本経済が、如何なる手立てを講じたとしてももはや不可逆的な老年期(衰退過程、高度成長期の反対物)に突入しているのは自明の理であるように考えます。

東映映画ジャッキー・チェン予告編,主題歌集 予告編,主題歌集とあるが
実際は映画の予告編をそのまままるごと音源化したものだけ

ある意味貴重な音源ではあるのだが
当然のごとく解説や台詞が入ると
曲は音量が下がったり、中断されたりするので
少なくとも完全な姿の主題歌や挿入歌を楽しめるモノではない
映画解説の語りや役者さんの台詞、功夫の掛け声などを含む全体的な雰囲気を楽しむモノ

ライナーノーツには歌詞と作詞作曲編曲者、映画のストーリーとデータが載っています
それなりのできです
解説の声が誰なのかまで書いてあればもっとよかったんですがね・・・
天中拳とか、かなり広川太一郎っぽいんですけど、どうなんでしょ

結論、予告編の音源が欲しいかなりマニア向けのCDです

VANQUISH 2011 Autumn / Winter Collection マオ ファンにはたまらない一冊ではないでしょうか?こんな雑誌また欲しいです。
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