一触即発(+2)(紙ジャケット仕様)
1970年代にこれだけのことをやっていたバンドがあるだろうか。スタジオ録音でいろいろと音を重ねるだけでなくライブでやっていたことをスタジオで録音した、まさに実力はナンバーワンのバンドだった思う。森園のギター、中村のベース、坂下のキーボード、岡井のドラム、どれもがすごずぎる。また森園のボーカルも宇宙的で好き嫌いはあるかもしれないがはまる。歌詞を書いている末松がまたおもしろい。このアルバムが74年の6月、その前の年のライブも出ているので聞いてほしい。5枚組みのライブ音源だけも貴重だと思う。プログレのピンクフロイドの日本版などといわれたが、ハードロックの要素やキングクリムゾンにも通じるところがあるように思える。「おまつり」「一触即発」、ボーナストラックもいい。
東映映画ジャッキー・チェン予告編,主題歌集
予告編,主題歌集とあるが
実際は映画の予告編をそのまままるごと音源化したものだけ
ある意味貴重な音源ではあるのだが
当然のごとく解説や台詞が入ると
曲は音量が下がったり、中断されたりするので
少なくとも完全な姿の主題歌や挿入歌を楽しめるモノではない
映画解説の語りや役者さんの台詞、功夫の掛け声などを含む全体的な雰囲気を楽しむモノ
ライナーノーツには歌詞と作詞作曲編曲者、映画のストーリーとデータが載っています
それなりのできです
解説の声が誰なのかまで書いてあればもっとよかったんですがね・・・
天中拳とか、かなり広川太一郎っぽいんですけど、どうなんでしょ
結論、予告編の音源が欲しいかなりマニア向けのCDです
証言! 日本のロック70’s ニューロック/ハードロック/プログレッシヴロック編 (単行本)
レギュラーが、《PANTA》、《難波弘之》、《ダディ竹千代》の3名。司会が《井上貴子》。ゲストが、《土屋昌巳》、《山本恭司》、《岡井大二》の3名。という超豪華メンバーによる、《日本のロック》座談会です。しかも、ただ漫然と話すのではなく、日本のロックの歴史に沿って、その発展の過程や貴重なエピソードを、現場の当事者の視点で語る、という所が最高に面白いです。個人的には、《頭脳警察》の裏話がたっぷり読めたのが嬉しいです。この本には、続編出版の予定もあり、レギュラー、司会は同じ顔ぶれ、次回からのゲストは《鈴木慶一》、《金子マリ》、《遠藤ミチロウ》、《石間秀機》、《鮎川誠》と、これまた超豪華な顔ぶれです。ただし、この1冊目が売れないと、2冊目以降は出版されない可能性もあるということなので、興味のある人は、ぜひ買いましょう。