オール・アバウト・マイ・マザー [DVD]
面白かった!
ストーリーは、ある事件で、17歳の息子を亡くしてしまうシングルマザーのマヌエラ。彼女は絶望の中にいて、「父のことを知りたい」と言っていた息子の願いをかなえるため、なにもかも置いて、青春時代を過ごしたバルセロナに向かう。そこで、性同一障害で、手術をし、売春婦である昔の友人をたずね、そして、様々な人たちに出会い、更に、息子の事故のきっかけとなった女優とかかわることになり。。。
実は、この映画、以前、仕事をしつつ見たことがあったのですが、「帰郷」を観てから、ちゃんと、見直そうと思い、一応、二度目でした。大体のストーリーをわかっていながら見たのに、改めて、細やかな心情などがわかり、とても感動しました。
最大のテーマは、苦しい状況にありながら、逞しく、やさしく、美しい女性達への賛歌。素晴らしかった!この監督の映画、全て、制覇したいです!楽しみです!
オール・アバウト・マイ・マザー【字幕版】 [VHS]
生物学的に規定された性を生きることに何も疑問を持たないで、人は生きる。でもそれに違和感をもってしまったら。。そして、そのために傷つく人がいたら。。。これは父親となったあと、女性に転向し、しかも生殖的には男性のまま女性を愛する「男」と彼を愛した「母」、そして父探しかなわず死んでいく息子、母の友人ーーレズビアンの女優、トランスジェンダーの友人、痴呆の父を持ちエイズに感染して子供を産んですぐ死ぬ革命思想をもった少女。多くの性と生が錯綜し、何が「正しい」のかというルールがむなしく見えてくる映画である。
生物学的に規定された性を生きることに何も疑問を持たないで、人は生きる。でもそれに違和感をもってしまったら。。そして、そのために傷つく人がいたら。。。これは父親となったあと、女性に転向し、しかも生殖的には男性のまま女性を愛する「男」と彼を愛した「母」、そして父探しかなわず死んでいく息子、母の友人ーーレズビアンの女優、トランスジェンダーの友人、痴呆の父を持ちエイズに感染して子供を産んですぐ死ぬ革命思想をもった少女。多くの性と生が錯綜し、何が「正しい」のかというルールがむなしく見えてくる映画である。
オール・アバウト・マイ・マザー [DVD]
なんと主な役柄がすべて女性という作品。テーマはズバリ「母性愛」と「女の自立」といったところでしょうか?最愛の息子の死に対して描かれる、なんとも切なくも強い主人公である母親の愛情。そして母親を含めた登場人物(女性)達が自分のするべき事を見つけ、頑張っていく様子。すべてが感動的で心に響きます。
女性はもちろん、世の中の男性はみんな観るべし!