缶詰博士・黒川勇人の缶詰本 (タツミムック)
毎日の晩酌に手間の掛からないという理由で缶詰を使っていたので購入してみました。この本ではありふれた缶詰が簡単な3工程で美味しく大変身!料理に自信も、かける時間も無い自分でも簡単にできる解説がありがたかったです。缶詰にほんの少し手を加えるだけでこんなに美味しくなるのかと驚きでした。中でも私が普段食べているさば水煮のレシピが多くて◎。その他にも目からウロコのおすすめ調味料等の豆知識もあり、読んでいておなかがすいてくる本でした。実用度◎です。
スモーク食品
この本の評価、星をいくつにするか悩みました。
燻製の入門書として考えた場合は星2つくらいが良いところでしょう。
でもある程度、趣味の燻製を試行錯誤して一定のレベルで袋小路に入ってしまったサンデースモーカーにとっては星5つでも足りないくらい多くの情報を含んだ素晴らしい一冊です。
明日からの燻製ライフが待ち遠しくなるエッセンスにあふれた本ですが、読み手のレベルを選ぶ本と言うことで星4つです。
缶詰マニアックス
なんとなくムック的な物を想像していたのですが、アラこんなにかわいいオトナの絵本だったのね。(ちゃんと「15.8 x 14.8 x 1.2 cm」と書いてありますけど)・・・これで1500円は高いかなぁ。内容が良ければあまり文句を言う気にならない微妙な価格設定だけど、これがもうひとつ食い足りない。「こんなものが缶詰になってるのォ?」的な驚きはあまり無く、いわば著者自身のための淡々とした「缶詰日記」の雰囲気です。ボリューム的にも不満だし、あと、判型から来る文字の小ささ。私は四十台ですが、すでに老眼のあらわれた身にとっては少々ツライです。
私の牛がハンバーガーになるまで―牛肉と食文化をめぐる、ある真実の物語
はじめに断っておきますが、ご安心ください。この本は人々のヴェジタリアン化を促すものでは決してありません。ただペスコヴェジタリアンの私にとって、乳牛も最後は食肉用として屠殺されるという事実は衝撃的でした。
現代人は、自分の食べているものがどこからくるか、果たして知っている人は少ないと思います。殊に畜肉においては、敢えて知ろうとしない、知りたくもない、という人がほとんどではないでしょうか。
物語としてもドラマティックで大変おもしろく読めました。一匹の牛の一生と、その周辺で働く人々を詳細に書き綴った記録です。