マーティン・スコセッシのブルース
「ビリー・ホリデイも憧れた」と常に冠されるベッシー・スミスは、いわゆる「クラシック・ブルース」に分類される人で20年代の録音ですが、心積もりができていれば、音質にも別段ひるむこともありません。たしかに現代の録音に慣れた耳にはいくぶん靄がかかったように聞こえるかもしれませんが、それでも男勝りの歌いっぷりにはやはり誰もが圧倒されるでしょう。ちなみに有名な「セントルイス・ブルース」にはプロモーション・ヴィデオ(?)が存在しており、僕はLDの「ブルースランド」で見ました。ところで、マーティン・スコセッシのブルース生誕100周年を記念するこのシリーズは、90年代初めのブルース・ブームを偲ばせてくれる体裁で、久し振りの廉価盤の国内盤でうれしかったです。この後も英のブルー・ホライズンのオムニバス等うれしい仕事が続いてます。
ビリー・ホリディ / ウルティメイト・コレクション [DVD]
ストーリーのあるプロもは見ていても引き込まれます。
今まで初回限定などで入っていたDVDにも無いプロモもあります、良いですよ。
しかし、あれだけCDの音が熱いのに今回は少し残念な音質です。
ザ・コンプリート・レコーディングス
初めてブラインドブレイクを聞こうと思っているかたは「まずベスト盤」と思われるかもしれませんが、結局ふかーいブレイクの世界にひきこまれ、全曲聞きたくなります。
なかには同じような感じの曲もありますが、聞き込むうちにひとつひとつの曲のよさが実感できます。同じ曲のテイク違いなども面白いです。
ホントにブレイクのギターは超絶技巧で、声もいい味だしてます。ぼくは何回きいても飽きがきません!