スコア リムスキー=コルサコフ 交響組曲「シェヘラザード」作品35 (Zen‐on score)
コルサコフの魔法のような管弦楽法に、驚嘆する事疑いなし。
千一夜物語の情景を一段と深く味わえる事でしょう。
意外と、気づかないところで、サルタンなどの登場人物のライトモチーフが登場していたりと、新しい発見があるはず。
R.コルサコフ:交響組曲「シェエラザード」
スペイン奇想曲を演奏するための音源探しで見つけた1枚。この曲は、
動と静の描き分けがポイントだと考えて聞いたのだが、丁寧に両者を弾
き分けている。乱暴にかき鳴らすこともできそうなのに、色彩感を重視
して、バランスよくまとめている演奏に、感動を覚えました。
シェエラザードもR.コルサコフの代表作ですが、東洋の情感がよく表
現されていて、海上を行く船や、シェエラザードの語る声が目の前に浮
かんでくるようだ。
弦楽器より管楽器が好き、という方も、聞いておく価値はありますよ。
リムスキー=コルサコフ:交響曲全集
彼の音楽に対しては、好みがハッキリ分かれると思います。私は彼の演奏するロシアの作品は大好きです。特にリムスキー・コルサコフの色彩豊かな管弦楽作品に関してはこの盤の右に出るものは知りません。リムスキー・コルサコフ=シェヘラザードみたいに日本では思われている向きもありますが、日本ではあまり聞くことのない作品にも触れることができ大満足。特に最後の「サルタン皇帝の物語より3つの奇跡」はダイナミックな起伏に富み、かつ、美しいアンサンブルを披露しています。なお、最初の方で「アインザッツが合っていないんじゃないの??」と思われる部分は前打音をスコア通り拍の最初にきちんと入れて演奏しているために起きた現象です。