Mr.Children 2005-2010 (初回限定盤)(DVD付)
ベスト盤ではあるが、ただのシングルベストというわけでもなく、アルバムからは彩りや365日などの有名な曲が入っているところが良い。個人的には僕らの音がとても好きなので、この曲が入ったということも嬉しい。もはや結婚式の定番ソングとなっているしるしなど、2000年代後半の名曲を含め、曲目がとてもよいアルバムです。ミスチル強し。
中国が崩壊する日―チベット、四川大地震から北京五輪へ (OAK MOOK 223 撃論ムック)
中国や長野で起きていた事が記されている数少ない本。
あの件はネットでは色々な場所で語り伝えられているものの
TVは元より、書物メディアでもあまり見かけないのですよね。
北京の55日 [DVD]
各国列強を「善」、清朝を「悪」として描いているため、今の時代では不快感を感じる趣もあるだろう。まあ、映画公開当時のアメリカ人の歴史認識と言えば、この程度だろう(今も大して変わらない、というツッコミはなし)。しかし、義和団の乱当時の世界は、帝国主義の真っ只中だった。そこには善悪の価値観などない。食うか食われるか、結果がすべてである。そう考えれば、食われた方は文句を言っても聞き入れてもらえなくて当然だった。このことは、この映画を観る方々に、是非覚えておいてほしい。
マイナス点としては、史実では日本軍とロシア軍が交戦の中心となったことが描かれていない、ベルナルド・ベルトルッチ監督の「ラスト・エンペラー」でもそうだったように、当時の清朝を支配していた満州族までが英語を喋る、といった点か。
それと、ディミトリ・ティオムキンの音楽は相変わらず抜群の安定感である。
ブラザーズ・フォア ベスト・オブ・ベスト
1960年代の日本のフォーク・ブームは外国曲のコピーから始まりました。当時、我が国でもピーター・ポールアンドマリーと同様に人気があったのが、ブラザース・フォアでした。
ギター伴奏にのせて、男声4人によるコーラスは、比較的簡単なハーモニーで歌えることもあり、当時のフォークグループの雛型になったのも理解できます。
ブラザース・フォアのヒット曲は沢山ありますが、列挙しますと、このCDに収められている「グリーンフィールズ」「遥かなるアラモ」「七つの水仙」「さらばジャマイカ」「花はどこへ行った」「500マイル」などが上げられます。どれも日本のフォークグループにカバーされた曲ばかりですので、当時のフォークシーンを語る上ではずせない曲ばかりですね。
「トライ・トゥ・リメンバー」のハーモニーの美しさは、今でも十分鑑賞に値します。シンプルなコード進行で彩られた4人のハーモニーの中に、温かさや懐かしさが込められています。
「グリーンスリーヴズ」のように、昔から歌われてきた曲も美しい和声のお蔭でその良さが再認識されたと思っています。
ジュディ・コリンズやジョニ・ミッチエルの名唱が思い出される「青春の光と影」も男声4人のハーモニーで聴くとまた違った哀愁が感じられます。
確かにブラザース・フォアの演奏スタイルは古くなりましたが、味わいは今でも十分感じ取ることができます。
昔懐かしい曲を久しぶりに聴くとまた違った魅力を発見できます。
北京の55日 デジタルニューマスター版 [DVD]
私は中国にインディアンが居るとは、この映画を観るまではゼンゼン知らなかった。
中国には”義和団”つーオッ恐しいインディアンが横行しとりましてな、牧師さんとか異教徒、異民族を見ると片っ端から襲っておったそうな。
ある日のこと、中国のデッケエー街、北京に、チャールトン・ヘストン扮する騎兵隊じゃなかったアメリカ海兵隊の隊長さんが派遣されてきて、悪い義和団から北京の外国人居住区を他の国の兵隊さんたちと団結して守りましたとさ。
一体、何のこっちゃ?と思わずいってしまいたくなる超豪華絢爛大スペクタクル勘違い巨編でありまする。
ん、まあ、チャールトン・ヘストンのカッコよい事。
それに反して伊丹十三のブキミなこと。
敬礼しておじぎをする日本軍将校なんておるんかいナ?
この「北京の55日」で中国文化に感化された伊丹さんは、後年ラーメンの名作「タンポポ」を撮り、そのビデオを夜中に友人たちと観てしまいラーメンを奢らされた私のおののきを「北京の55日」を観ながら思い出していただきたい!!というぐらい「北京の55日」は意義深い映画と私は考える。
ジョークはこれくらいにして「北京の55日」、映画の感想としては、余計なことは考えさせないで、テンポとキャラクターでグングン引っ張るハリウッド映画そのもの。
観ていて疲れさせないところはサスガの5重丸。