トリビュート・トゥ・オジー : バット・ヘッド・スープ
新しいCDを購入すると大体曲の冒頭部分を少し聞くと、とばして一通り全曲聞くのですが、このCDの場合最初から最後までとばすことなく全て聞いてしまいました。トリビュートアルバムというと、曲がカヴァーしたアーティスト色に染められて、原曲はどこへいったという感じになってしまいがちなので敬遠されている人もいるとおもいますが(とくにファンの方は)このCDは、総じてクオリティの高い仕上がりになっていて、原曲の良さを保ったまま、それぞれのアーティストの個性が良い感じにあらわれるようなアレンジがされています。とくに1や8はギターの音を聞くとすぐにイングヴェイとギルバートだなと分かるのですが、原曲の良さを残しつつとてもかっこよくアレンジされています。また、5のGOODBYE TO ROMANCEは女性voということで、あの哀愁のメロディがさらに透き通ったかんじがしてとても新鮮でした。
また、このCDを聞くにあたって絶対に原曲のオリジナル盤を聞いてからの方がより一層楽しめると思います。ozzyファンの方もそうでないかたも是非購入して聞いてみて下さい!
ライヴ・アット・レディング1982【日本語字幕付】 [DVD]
オリジナルアルバムのCDを2枚持っているものの、俺はTWISTED SISTERのファンというほどではありません。
ただし、ディー・スナイダーは尊敬していますし、
このライヴの彼のMCの話を知りどーしてもその動画が見たくなったのでDVDを買いました。
ライヴ序盤の盛り上りはイマイチなものの、ディーのMC以後の盛り上りは凄いですし、終盤の盛り上りは最高潮です。
画質・カメラアングルがあまり良くない。
ライヴの時間が40分程度で短い。
・・・・・・という欠点もありますが、かなり楽しめました。
約45分の特典映像を見たら、TWISTED SISTERのファーストアルバムの制作秘話もあり楽しめたのでファーストアルバムのCDも買おうかと思っています。
しかし、特典映像にはライヴに関する汚い話もあるので、
特典映像だけは飲食中に観賞しない事をお薦めします。(^^;)
極悪レミー 通常版 [DVD]
活動35周年を迎えたモーターヘッドのレミーを捉えたドキュメンタリー映画です。
自宅でのインタビューや地元LAのクラブでゲームに興じる姿も、メタリカとの共演(95年、09年)を
含むライヴ映像もとにかくカッコ良すぎ。今年65歳というのが信じられない位のエネルギーと、さら
に磨きこまれた貫録が充ちてます。驚いたのは、第二次世界大戦時のドイツの駆逐戦車ヘッツァー
(稼動状態の実物!)に搭乗するシーン。彼がWW2のドイツ軍を中心としたミリタリーマニアという
のは知ってましたが戦車兵制服に身を包みキューポラに収まる『レミー戦車長』の姿は似合い過ぎ。
コメントを寄せるゲスト陣もメタリカ勢にオジー御大、アリス・クーパー、スラッシュにスコット・イアン、
デイヴ・ナヴァロにニッキー・シックス、マット・ソーラム、デイヴ・グロール(スタジオでの共演映像も
あり)・・・と豪華すぎる面々。ストレイキャッツのスリム・ジムやクラッシュのミック・ジョーンズも賛辞
を寄せており、レミーが幅広い人々に支持されてきたことが実感できます。他にも貴重なホークウイ
ンド時代のライヴ映像などもあります。
劇中で垣間見える、義理と人情に篤くファンを大事にする姿はまさに『男が惚れる男』。痺れます。
とにかく文句なしに最高のロック・ドキュメンタリー。ファン諸兄には絶対のお薦めです。
※劇中『R&Rの起源』について語るレミーの背後にレインボウの『ライジング』が飾られているの
は、ロニーを悼む気持ちからでしょうか?こういうさり気ない優しさも胸を打ちます。
センサリー・オーヴァードライヴ
ラズル悲劇前のHANOI ROCKSの大ファンだった。
だから当然HANOI ROCKS解散後のソロ・諸々の新バンド・再結成ハノイ全てフォローしたんだが、悲劇前のハノイを超える作品は出て来なかったと感じており、今までズルズルとファンのひいき目でアルバムを買っていた感はある。
しかしどうよ?本作には最近の作品に無かったフックがあるんじゃねぇか?
今までのソロに比べると若干のポップテイストを感じる曲があるが、寧ろそれはソロになってからのマイケルのストイックさを払拭するような・・・マイケルが楽しそうに音楽をやってる感じがして嬉しく思う。
ルシンダ・ウィリアムズやレミーがゲスト参加ってのは話題かもしれないが、そんなモンよりアンディとのリユニオンで爆発しなかったマジックが、以外にも本作で垣間見えて来ているってのが嬉しい。
CD帯に“デビュー”アルバムって書いてあったが、気持ち的には嘘じゃねぇかも知れない。
っつか、本作は初期HANOI ROCKS解散後、久々の快作だ。