サーフサイドハイスクール 2 (レアミクス コミックス)
十数年前のギャグマンガだが、まだ十分現役な作品となっている。
流石に新鮮さは無くなっている、ただそれは古くなったというより他の以降のマンガに模倣されたりしているという原因もあると思う。
つまり他に模倣される対象足りうる力を、このマンガが有しているということが言えると思う。
特に映画からの引用や、顔の造形の推察からの笑いは孤高の位置を保っていると思う。
次巻の3巻でこの新装完全版も終結とのこと。
次巻に収録される予定らしい、「新作描き下ろし」で旧単行本全5巻で止まってしまった先に話を進めて欲しい、と切に願っています。
ジョボビッチもロドリゲスも女優の名前
「映画評論」というほど大仰ではない。少年時代から浴びるように映画を見つづけてきたという著者の、TV桟敷目線での感想文集。漫画のネームづくりで培われたのか天性のものか、平易な言葉でテンポよく面白く読ませる腕はかなりのもの。しかし、その読みやすい文章で綴られる内容は、著者の漫画に似て一筋縄ではいかない着眼とクセモノな考察ばかりだ。
中でも、すでに語り尽くされている感のある「キャリー」を、プロムという慣習をキーに一見健全で幸福そうに見えるアメリカの若者たちの「青春残酷物語」として読み解いた一章は白眉。ミッキー・ロークやシャロン・ストーンの内面に思いを馳せた一文は、そりゃ穿ちすぎでは?とツッコみながらも妙に説得されてしまうし、キャサリン・ゼタ=ジョーンズの〈独白〉には大笑い。「ゴールド・パピヨン」の章では「タウニー・キテインって、RATTのビデオ・クリップに出たあと、WHITESNAKEのデビカバのガールフレンドに‘出世’してたよなあ」などというどーでもいいジャンクな記憶まで蘇ってしまって懐かしいやら情けないやら。
FBBを楽しんで読める30代後半~40代の映画好きには、間違いなくおすすめの一冊。
サーフサイドハイスクール 3 (レアミクス コミックス)
ようやくケリがついたんです…13年…待ちに待って、何故か待ちぼうけをくらって忘れた頃にランデヴー♪
あの3人が時間を超えて、あなたの腹筋を笑いで鍛えます!
笑いすぎてお腹が6つに割れたら、板とウエット持って海に行きましょう…
きっと恋の低気圧を心にかかえた少女?に逢えるでしょう♪
サーフサイドハイスクール 1 (レアミクス コミックス)
澤井健さんの漫画は全部面白いですが、これは彼が既存のイメージを破壊しようとして描いた意欲作だとおもいます。サーフィンは実は話の中心ではないですが。かなりのめりこんでしまいました、、、つづきが読みたいです。