フルトヴェングラー「情熱のロマンティスト」(初回出荷盤) [DVD]
フルトヴェングラーの死後,50年が経つが,今なお巨星としての輝きを失っていない。このDVDは,フルトヴェングラーの演奏風景,エリザベート婦人やディートリヒ・フィッシャー=ディースカウ,ユーディ・メニューインをはじめとするフルトヴェングラーと同じ時を過ごした人たちのインタビューで構成されたものである。
演奏風景の中では,やはりカギ十字を正面に据えてのニュルンベルクのマイスタージンガー前奏曲が異彩を放つ。こういった映像を見ると,ナチスという巨大な荒波に呑み込まれ,戦後しばらく不遇を囲わざるを得なかったフルトヴェングラーの境遇に胸が痛むと同時に,人間の狂気さえ感じる。このDVDで聴かれるマイスタージンガー前奏曲といったら,流麗,華麗なカラヤンやテンシュテットのそれと全く異質で,「行進」している。
先年惜しくも亡くなったシノーポリの演奏とインタビューも収録されており,こちらも胸を打つ。
DVD2枚組で,1枚は演奏&インタビュー,もう1枚はエリザベート婦人等のインタビュー。
ただ,21トラック中,フルトヴェングラーの演奏が見られるのはわずか7つで,若干物足りなさが残る。まあフルトヴェングラーが動いているだけで感動ものなのは間違いないのだけれど...
5th WHEEL 2 the COACH
間違いなくこの作品を推します。
日本語ラップの金字塔であり、発表から15年弱経った今も
超えることができていない頂点ではないでしょうか。
「逆9to5」というトータルコンセプトを掲げた、
夜行性の遊び人たちにとってはたまらなく魅力的な世界観。
ハードに攻める「B-BOYブンガク」に始まり、
アブストラクトな上ネタに痺れる表題曲、
夏の楽しさ・儚さを描いた超クラシックの「サマージャム'95」、
パーティラップが楽しい「ジゴロ7」と続き、
最後を飾るのは極めつけの「ULTIMATE BREAKFAST & BEATS」
これは個人的にスチャダラパーの中で最も好きな曲です。
枯れたホーンとファンクギターの音が、あの徹夜明けの感覚・・・
疲労や安息や歓喜の名残がごっちゃになった感覚を、完全に表現しきっています。
BOSEのポップなノリ、ANIのローな感じの掛け合いが素晴らしいです。
そして最も凄いのは、やはりシンコの生み出すトラック。
DE LA SOULやATCQの良い部分やニュースクールのエッセンスを取り入れ、
小気味良いビートが刻まれます。
上ネタのセンスが半端無く、間違いなく日本人でNo.1だと思います。
彼らの日常に潜む様々な事象・感覚に切り込むセンスは天才的。
おちゃらけた言葉で語りながら、その向こう側に哲学すら感じさせます。
日本人の青年が住むのはゲットーではなく、普通の街。
普通の街で普通の日常と向き合うことでリアルが生まれる。
ギャングスタ気取りのグループでは一生到達できない境地でしょう。
ノーベル ダイナマイトの発明者 (学習漫画 世界の伝記)
子供の為に購入しました。
ノーベルの伝記は知っていますが、内容・絵共に良いと思います。
でも、ダイナマイトという輝かしい発明の裏にあった、本人の苦悩をもう少しきちんと描いて欲しかったと思います。
ふたりはともだち (ミセスこどもの本)
小学校の国語の教科書に載っていた「おてがみ」。
懐かしくなって買ってしまいました。
「しんあいなる がまがえるくんへ」とはじまる手紙の文章は今でも少し覚えているほどです。
心が温かくなる本ですね。
他の物語もいいけど、教科書に載っていたということもあるのでしょうか、やっぱり私は「おてがみ」がこの本の中では一番好きです。