エヴリワンズ・ガット・ワン
ロッキン・オンでこのEchobellyというバンドが紹介されていて、ヴォーカリストのソニアの愛くるしい笑顔につられてこのCDを購入した。 タイトルの頭文字を並べると"EGO(エゴ)"というのにも、強いメッセージを感じさせられる。
1曲目の"Today Tomorrow Sometime Never"から私のハートはぶち抜かれた。ロッキン・オンで見たソニアの笑顔の裏にある、苦悩や叫びが伝わってくる。イギリスの地で、インド系の裕福かつ厳格な家庭で育てられ自由な外出も許されず、学校では人種差別を受け続けてきたという、彼女の自由を求める声が聞こえてくる。2曲目の"Father, Ruler, King, Computer"にも、支配されたくないという思いが込められている。
悩みや苦しみを乗り越え、希望を持って生きようとする彼女の芯のある歌声と重厚サウンドが妙にマッチしている。
疲れて気分がささくれ立った時、どんな癒し系の音楽よりも、彼らの音が心に染み入った。
LIVE FOREVER-The Best Of 90’s UK Rock-
これはいい!
正直好きなアーティスト、嫌いなアーティスト両方いるけども
これぞUKロックというアルバムでしょう
・UKロック好きな人はとりあえず「まとめ」という意味で
・UKロック知らん人はとりあえず聞いてここから気に入ったアーティストの他のアルバムを聞き込む
といろんな味わい方があるんじゃないでしょうか。
とりあえずご賞味くださいませ。
# いまだにblurの良さがわからない私ですが。。。
オン
素直で伸びやか、切なくてひたむきなソニヤの歌声を前面に押し出したギターポップは、
彼女の人柄を感じるポジティブな曲調で、
理屈抜きにシンガロングしたいときに欠かせない1枚。
英国産らしいマイナー調の湿り気を常に帯びているところも琴線に触れ
OASIS以上に「みんなのうた」という形容がふさわしい。
サウンド的には、いかにもTHE SMITHSワナビーって感じだが、
(にしても本家の才気やらスケール感にはいかんせん届かず、この2nd以降徐々にシーンからフェイドアウトする・・・)
コンパクトでキャッチーなポップソングとしてみれば、
本作に駄曲は無いし、やはりこの魅力的な歌声は忘れがたい。
とりわけ3曲目"Great Things"などは、
妥協なんかしない!素敵なこと、やりたいことをどんどんやるわーって歌詞を
目一杯元気に歌いきる好曲で、
真っ直ぐな瞳をした乙女がピョンピョン跳ねてるって感じがして、とても微笑ましい。
これが聴きたいがため時折引っ張り出してくる。