誠時 (セイジ) インテリアクロック 置き時計 掛け時計 温度表示 LEDアクラート ブルー LED-101BU
タイトルで述べているように、上記3つの機能を兼ね備えたLED壁掛けクロックです。
このタイプのクロックを色々探しましたが、3つの機能を持っていたのはこの時計だけでした。金額は、他のLEDクロックの方が安価ですが、全部の機能が欲しい!となるとこのクロックになります。
明るさセンサーはきちんと機能するものの、暗闇の中で存在感を放ちます。設置する場所で眩しかったりするので、部屋のレイアウトが重要です。
ホルスト:惑星
あまりに独特な「火星」。
その理由は、高速なテンポ、そしてアクセントの重視である。
小澤はこの5拍子「12345」の、1に強いアクセント、4にやや強いアクセントを与え、それを「火星」全体にわたって実施した。
こうすることで、「タ!カタタンタン」「タン!タンタン」という「ふたこぶらくだ」構造がはっきりしてくる。
それぞれのこぶは、リズムがアクセントに向かって密集している。「詰まった感じ」が、アクセントをより浮き出させている。
これにより、突き上げるような、非常に野趣のある「火星」となった。
この盤以外の演奏ではこれほどアクセントをつけているのは聴かない。それは積極的な意味としてとらえるならば、のっぺりした5拍子により「感情のない暴力」のような不気味さを演出しようとするものである。
これに対して小澤盤は、アクセントによって、「不気味さ」を捨て、「はっきりした闘争心」のような表現を生んだ。「遠くから迫力を鑑賞する戦争」ではなく、「目の前で殺し合っている戦争」である。
第2次世界大戦前夜の中国で生まれ、その空気を吸っていた小澤ゆえに、そのリアリティが込められているのではないかと思う。
最大の強奏に至る直前の、嵐の前の静けさのような部分(3:04)があるが、この盤ではそこが面白い。スネアドラムが弱音でありながらかなりの緊張感を表現し、「今まさに噛みつかんとうなるライオンの吐息」のように鳴り響く。静寂が内に強い力を秘めているというこの表現は、アクセントにより生まれている。
さて、「金星」の冒頭は特筆に値する。この静寂感は一体なんだ。ビブラートのない澄んだ音色が、静寂の中に消えていく。まるで時間を止めてしまうかのようだ。この表現は他では聴けないものではないかと思う。
「土星」のラストも他にはない。年を取り、安らかに息を引き取る、その心の平安を絶妙のディミヌエンドにより表現している。
「天王星」は一番の見せ場のクライマックス、パイプオルガンのグリッサンドが入る部分の炸裂感が見事。
ATAK017 Sacrifice Soundtrack for Seiji “Fish on Land”
全然作ってる人について詳しくないのですがOvalさんという方の曲が特に好きです
ピアノとデジタルとアコースティックの融合という感じで
全体的に海の中でピアノを引いてるような猛烈なイメージが出てきてグワっとなります。なんかそうっぽく感じるというより明らかに風景が見えるくらい凄い猛烈です。今時こんなリアルなイメージを作ってるアーティストは珍しいのではないでしょうか
日本の統治構造―官僚内閣制から議院内閣制へ (中公新書)
飯尾潤は本書により、2007年サントリー学芸賞(政治経済部門)を受賞し、2008年には読売・吉野作造賞受賞している。
飯尾は中曽根内閣や小泉内閣の手法に対し、「大統領型」或いは「大統領的」との冠が使われる場合があるが、その誤りの根源として「三権分立」の理解の誤りを指摘する。
イギリスにおける絶対王政から議会権力による世俗権の奪取の過程における官僚制の変遷から、日本における官僚制の誤解を解き明かし、アメリカの大統領制と並立する三権分立と州と連邦に構成されるアメリカ憲法との比較から、日本における三権分立の俗流理解の誤りを解き明かす。
明治憲法下の官僚制と戦後憲法下で変わるべきに関わらず運用により保持された戦時総力動員体制下の官僚の行動様式の連続性が指摘される。
ややもすると選挙制度の変遷や政党の離合集散に目を奪われがちになるが、中央省庁の再編、地方分権、副大臣制。政務官制度等々行政のあり方が近年大きく変わりつつある。本書は、この背景にある「官僚内閣制から議院内閣制へ」の動きをも解明する。
飯尾は本書で、「官僚内閣制」「省庁代表制」「政府・与党二元体制」等をキーワードに、日本政治の今を解き明かす。
本書は冒頭に記した様な世間的評価を得たものである。学問的裏づけのある現代日本政治論を、論壇で展開出来る稀な学者が新書を著したことに感謝したい。
ハート・ファースト
2012年2月11−13日に来日ライブのヘイリー・ロレン。「青い影」(日本題名)にも劣らないできばえのCDです。相変わらずのきれいね発音とジャジーな「こぶし」は色気を感じさせます。高音部への裏声に変化するところは特徴的。日本盤は音楽プレーヤーに同期するときに、ジャケットが出ないのが難点ですが。「いとしのエリー」のカバーもとてもいい。いまや、ジェーン・モンハイトと双璧をなす、女性ジャズボーカリストです。アラスカで生まれ、幼年期にジャズ・シンガーのエッタ・ジョーンズ、ナット・キング・コール、エラ・フィッツジェラルドやカントリー歌手のパッツィー・クラインを好んで聴き、10歳の頃にアラスカの<シトカ・ファイン・アーツ・キャンプ>で歌い喝采を浴びる。多くの少女がポップ・ミュージックに傾倒する11-12歳頃にダイアナ・クラールに深く影響を受ける。13歳の頃にアラスカをからオレゴンに移り、ポップ・ミュージックのアーティストを聴く様になり、シンガー・ソング・ライターのサラ・マクラクラン、アニー・レノックスに影響を受け、旧いジャズの魅力と新しいポップ要素を取り入れた彼女のオリジナル・スタイルの基となる。15歳でプロとして歌い始め、16歳の頃からビルボード・インターナショナル・ジョンレノン・ソング・ライティングなど様々な作曲賞を受賞する。2006年、21歳の時でオリジナル・ソングを纏めたデビュー・アルバムを発表。2008年に発表した『THEY OUGHTA WRITE A SONG 邦題:青い影』が<Just Plain Folks Music Awards 2009>に於いて163カ国から発表された42,000タイトルのインディペント・アルバムの中から<ベスト・ヴォーカル・ジャズ・アルバム>に選ばれています。
来日ライブは、丸の内日本コットンクラブでの「スペシャルボックス」を予約しました。楽しみです。