ベスト・ヴァイオリン100
クラシック協奏曲・ヴァイオリン音楽を、たっぷりと聴きたい時に最高のCDです。
100曲も入ってこの値段だと、演奏は大したこと無いと思いがちですが、そんな事はありません。
Disc1【ヴィヴァルディー・イタリアバロック作品】では、メニューイン、チョン・キョン・ファ、
ゾフィー・ムター、ナタン・ミルシティン、
Disc2【バッハ&モーツァルト】ヤッシャ・ハイフェツ、ユーディー・メニューイン、
Disc3【ベートーヴェン&ブラームス】クリスチャン・フェラス、ズッカーマン、クレーメル、
Disc4【19世紀のヴァイオリン】サラ・チャン、潮田益子、ウラディミール・スピヴァコフ、
Disc5【20世紀のヴァイオリン】イダ・ヘンデル、タスミン・リトル、
Disc6【アンコール・ピースの愉しみ】ギドン・クレーメル、ヴァンゲーロフ、ミルシティン、
少し書いただけでも、これだけの錚々たる名ヴァイオリニストの演奏が聴けます。
また、カラヤン指揮・ウィーンフィルハーモニー管弦楽団、ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団、
小澤征爾指揮・日本フィルハーモニー交響楽団、等々超1流の演奏ですから素晴らしですね。
曲の中には、録音年代の古いもの(50年代等)も含まれていますが、全体的には1980年〜
2006年と、比較的新しい録音なので音質も良いと言えます。
また、CDの曲目と解説は24ページにわたり詳細に書いてあるので便利です。
これだけの名ヴァイオリニストによる、名演奏を約8時間弱聴けるのですから、嬉しいCDです。
アート・オブ・ヴァイオリン [DVD]
このDVD、ずっと欲しかったのですが高い・・・と迷っていた矢先に廉価版が出たので購入しました。
私はクラシックは好きですが、ヴァイオリンの弾き方などは全く分からない素人です。けれども十分楽しめました。
「ヴァイオリンの名手たち」といった演奏家紹介本に必ず出てくる人たちの映像が沢山詰まっています。2時間にまとめられているので曲はぶつ切りで、演奏をじっくり楽しむことは出来ませんがその分色々な演奏家の音色を聞き比べられます。
第1部で面白かったのは、9人のメンデルスゾーンの協奏曲をつないでいる部分。(オイストラフ、スターン、フェラス、クライスラー、ミルシテイン、グリュミオー、ハイフェッツ、エルマン)それぞれの音色の違いが良く分かります。
第2部ではなんといってもヌヴーの映像です。ショーソンの詩曲の演奏部分、1分ほどの映像なのですが指揮者を見るヌヴーのまなざしの強さに感服しました。こんなまなざしであのブラームスとかも弾いていたのか・・・と。
そのほかに、オイストラフのフランクのソナタ、ショスタコーヴィチ協奏曲カデンツァやメニューインのシャコンヌなど、個人的に嬉しい映像もありました。
ハーメルンのバイオリン弾き ドラマ全集 第2楽章
アニメ「ハーメルンのバイオリン弾き」の音声を収録した最終巻。アフレコ台本付で映像の様子も細かく書かれているので十分に楽しめます。毎巻キャラソンが収録されていますが今回は主役の2人のデュエット。ハーメルンのサントラに歌詞をつけた歌でまさにハーメルンですよ。
ミュージック・オブ・ハート [DVD]
出演者全員演技がうまかったですねぇ。
その中でもやっぱりメリルストリープは頭抜けています。素晴らしい。
毎度こういうタイプの映画はプロットや流れは決まっているんですが、それはわかっていても何度か涙腺の緩む場面があります。
ラストの演奏がもっと盛り上がってくれれば満点だったのですがそこはバイオリンの難しさで歌と違い盛りあげたいように盛り上がるものでもないようです。
バイオリンの演奏を通して
「何かが努力する事で出来るようになる」
という体験が人生の中でいかに大切か。
それが音楽という力を得て感動の伴ったものならより一層人生の宝となる。
個人的には2人の息子たちの手による母親のデート相手募集の文章が秀逸でした。