Mind If We Make Love to You
ビーチ・ボーイズのブライアン・ウィルソンと
サポートし合う関係のワンダー・ミンツ。
彼らにはビーチ・ボーイズの遺伝子が
宿っているように感じる。
ビーチ・ボーイズがペット・サウンズで見せた
ポップ・サウンドへの探求心、そのスピリッツ、
そのコンセプトが、彼らにもある。
ポップの先駆者達への畏敬の念と
自分たちの中で昇華させた新しいPOPサウンドへの挑戦。
本作では、それらが理想的な形で結実している。
普遍的なメロディとハーモニー、
ノスタルジックでドリーミーなサウンド、
それらが圧倒的なポピュラリティで
融合されている。
ワンダフル・ワールド・オブ・ワンダーミンツ
ワンダーミンツの二枚目ですでにカバーバージョンを発表。しかし全くワンダーミンツオリジナルの様。軽やかなノリのサウンドはブライアンウィルソンが絶賛する様にすでに開花している。ポピュラーミュージックの持つ限界までのサウンドの広がりを実現している。すでにニューディスクで購入できないのはとても残念だ。是非復刻を望みたい。
Wondermints
広がりのあるサウンドへはまだ模索中の状態だが、デビュー作としては上々ではないだろうか?いろいろなことを実験中でそのたどたどしさが逆に新鮮でもある。録音状態は二作目で飛躍的に良くなるが、このデビュー盤はまだ費用がかけられていないのか少し音が詰まった感じだ。ワンダーミンツサウンドへのプロセスを実感するにはうってつけの貴重なディスク。