Les Misérables [DVD] [Import]
本作は、世界的に有名なフランスの小説「レ・ミゼラブル」(ユゴー作)を元にリーアム・ニーソン主演で映画化された作品です。原作は長編小説である事から、約130分間に収めるために所々に脚色や変更がされていて、映画としては比較的上手く仕上がっているが、後半はコゼットとマリウス以外のABCの友(アンジョルラス、クールフェラックなど)やパトロン・ミネットなどの人物が殆ど登場しない(約130分の映画だから当たり前か)。そのため原作よりも多少薄い感があると思うのですが、終わり方が中途半端であるにも納得がいくラストとなっている。
結論としては映画としては出来はいいのですが、日本制作のアニメ版「レ・ミゼラブル 少女コゼット」(世界名作劇場第24作)を先に見た人はこの映画を見ることはお勧めできません。アニメ版は最初から最後まで原作を忠実に沿って作られているので、この映画を見ると何かが物足りないという印象で、カレーにお肉やにんじん、ジャガイモなどの具が抜いたような薄っぺらさを感じ、ガッカリすると思います。そんな時は1957年版のジャン・ギャバン主演の映画も見てください。映画化作品の中でも最も原作を忠実に作られているのでアニメを見た方でも違和感なく受け入れるのでお勧めします(3時間以上の長い映画ですが)。
Les Misérables [DVD] [Import]
原作はビクトル・ユーゴの長編小説だが、私が子供の頃読んだのは短縮版の「ああ無情」。それでもこの映画よりは内容は多かった気がする。それと細かなところが小説とは微妙に違っていた。例えばジャン・バルジャンが一夜の宿を求めた司教の銀の食器を盗むところとか。
むろん、ジャン・バルジャン役のリーアム・ニーソンや彼を執拗に追い詰めるジャベール警部役のジェフリー・ラッシュの演技はすばらしい。しかし、20年以上の年月を経ているのに、全然年とらないね。
フォンテーヌ、コゼットもよし。難を言えば、マリウス役のハンス・マセソンがあまりにもガキに見えるところか。
正直言って、大河小説の映画化は難しいと思う。原作に忠実にやれば時間がいくらあっても足りないし、ある部分だけ切り取れば確かに深みは増すが、この作品のようにジャン・バルジャンの生涯を描いたものは、その手は使えない。
最近、映画は原則2時間程度におさめることになっているらしい。観客が飽きるからだ。ただ、本作のように内容が膨大なものは例外と認めたら。あの「タイタニック」ですら3時間以上とっているではないか(好きなひとごめんね)。
このキャストと演出でよいからせめて3時間あれば、ある重要人物の死も含めてもう少し詳しく描けたのにと思う。
本当に惜しい。
The Truth About Cats & Dogs [VHS] [Import]
とても魅力的な3人のキャラクター。きっと3人のアクター・アクトレスを念頭において、脚本が書かれたに違いない。あまりにも役柄にピッタリとはまった配役だ。それにしても今から思うとなんとユマ・サーマンの使い方が新鮮なのだろう。今の彼女から考えられない役柄だ。自然でチャーミング、そして主人公のアビーを演じるジェニーン・ギャロフォロは、日本では見かけないタイプだが、そのオリジナリティー溢れるキャラクターは、とてもリアルで共感できる。そして、ブライアンを演じるベン・チャプリンも、イギリスのアクセントが新鮮。誠実な男性をとっても魅力的に見せている。
Truth About Cats & Dogs (Spanish) (Sub) [VHS] [Import]
とても魅力的な3人のキャラクター。きっと3人のアクター・アクトレスを念頭において、脚本が書かれたに違いない。あまりにも役柄にピッタリとはまった配役だ。それにしても今から思うとなんとユマ・サーマンの使い方が新鮮なのだろう。今の彼女から考えられない役柄だ。自然でチャーミング、そして主人公のアビーを演じるジェニーン・ギャロフォロは、日本では見かけないタイプだが、そのオリジナリティー溢れるキャラクターは、とてもリアルで共感できる。そして、ブライアンを演じるベン・チャプリンも、イギリスのアクセントが新鮮。誠実な男性をとっても魅力的に見せている。
The Accidental Husband[PAL-UK][Import]
素敵なキャスト、面白そうな設定・・なんですが、いまひとつパッとしませんでした。
見ている間は結構楽しんでいましたが、さほど記憶に残りません。
ユマ・サーマンの決断、女はあまり納得しないのでは?と思いながら見てしまいました。
本当にもったいない決断。
(自分がコリン・ファースのファンだからかもしれません!)
ユマ・サーマンは可愛らしいし、設定も嫌なタイプの役ではないです。
決してつまらない映画ではないのと、辛気臭さはないので、軽く楽しむにはいいと思います。
2回3回とリピートして見るか、と聞かれたら、それはない、と言うくらいの映画です。