A Greek-English Lexicon
となりのトトロで言うところの大トトロにあたるのがこの辞書です。
一部の人には「デカ辞書」と呼ばれています。
映画の中で大トトロはでかい図体の割に空を飛んだり飛び跳ねたりと、軽快に動き回っていましたが、この辞書はものすごく機動性が悪いです。
軽快さなどかけらもありません。
あるのはただどっしりとした重量感と、表紙と背表紙に書かれたGreek-English Lexiconという文字から漂ってくるただならぬ威厳と威圧感だけです。
実際ギリシア語の原点を読んでいても、ほとんど中辞典で間に合うので、この辞書を引くということはあまり無いのですが、この辞書はその重厚な雰囲気と存在感の強さでちょっとしたインテリアとしても極めて高い効果を発揮します。
しかも、このサイズの辞書でこのお値段は実はかなりリーズナブルなのです。
ギリシア語に本気で取り組みたい方、家の本棚が何となく寂しい方、むやみやたらにお金を持っている方、そんなあなたにぜひともお勧めしたい一冊です。