Effigy of the Forgotton / Pierced From Within
サフォケイションとは、との問いに答えてくれる非常にお得なアルバム、2枚組なのに値段はCD1枚と同じ・・・2枚の共通点といえばザクザクしたギターリフと怒涛のブラストビートを叩きだすドラムが織り成すまさにバンド名通り窒息するような・・いや非常にカッコいいデスメタルです。マイクスミスに影響を受けてるのでこのアルバムはありがたかったです。(私にとっては。)
Blood Oath
黒人メタルバンドとしても知られるSuffocation、初期の作品しか知らなかったがいつの間にこんなに禍々しいバンドになっていたのだろう。RelapseRecordsを離れ、NuclearBlastに移籍後のファースト。
全編にわたり、ミドルテンポでじわじわと精神を蝕むような陰鬱なギターリフを展開。ジャケそのものの世界観が音に現れている。ミドルテンポで小節内に音符を詰め込むことにより音数が増えたような錯覚を起こし、聴き手に威圧感を与えるという音楽理論(最近になりDragonforceがやっと気づいた理論でもある)を採用し、我々の耳をじゅうたん爆撃。心地よい。
初期が大好きだった私としては、もう少しスピードが欲しかったため星4だが、ゼイタクは言わない。これはこれで充分すばらしい。
バンドスコア MR.BIG「リーンイントゥイット」 (バンド・スコア)
ギター雑誌等に掲載されているポール・ギルバート本人の
奏法取材をチェックされている方だと「運指が少し違う!」
と思われ部分あるかもしれないですが、全体を通して丁寧に採譜されており、
非常に参考になります。やはり、こういった技巧派バンドのコピーは
このようなスコアが無いと大変ですね。
素晴らしいアルバムなのに、一時スコアが入手しづらい状態に
あったようなので、御好きな方は早めに入手される事をオススメします。
いつ絶版になるか分からないですしね。
Suffocation
前作"Souls To Deny"はオッサンの私にとっては
SUFFOCATION復活という事実を確認するためだけのアルバムで
楽曲自体にはそれほど興奮を覚えることは無かった。
しかし今作はMike Smithのドラムの持ち味を最大限に生かし、
楽曲もかなり気合をいれて作り込まれているので、初期からのファンも納得できる出来だと思う。
ジャケはDan SeagraveからJon Zigに変わってしまったが、これがまたシンプルかつ凶悪で
非常に素晴らしい。「S」のシンボルはグッドデザイン賞もんでしょう。
さらにまたもや"BREEDING〜"アルバムからのリレコーディングで
"Prelude To Repulsion"をやってます。むしろお前らアルバム丸ごと作り直せよと(笑
15年間デスメタルを聴き続けてきたのは間違いではなかったことを確認できるアルバムです。