Mothership Connection [DVD] [Import]
映りました。
私のDVDプレイヤーはパイオニアのDV-464です。
日本版も出ていないし、値段も安いので買いです。
エディ・ヘイゼルのファンなので、私にとってこれは必須です。
Maggot Brain
一曲目のマゴットブレインでぶっ飛びました。とにかくギターのかもし出す雰囲気がいい。ほかの曲もファンカデリックの遊び心が出ていてよいです。普段はあまり聞きませんが、たまに聞くと「やっぱりすげー」と思います。ただ、初めてファンカデリックを買う人は、one nation under a grooveとか、hard core jolliesの後のほうが、いいと思います。そちらのほうがファンカデリックっぽいかなと。あくまで私の印象ですが。
Mothership Connection Live 1976 [DVD] [Import]
以前ヤフオクで手に入れたDVDに比べれば、画像、音とも10倍はましでした。
固定カメラで撮っているので見やすかったのですが、カメラが、アップにこだわっていて、
ステージ全体の映像がほとんど無いのが残念でした。1曲ごとに、ちゃちな映像と画面を暗転させるのも不要。こっちは少しでもライブの画像見たいのに。
とは言っても、当時の彼らのライブ映像を見たいと言う人にとっては及第点では。
ただし、しらふで見るのはやめといたほうがいいでしょう。音や画像の粗さにいらだつかも。
酔っ払って見るには最高のビデオです。
Hardcore Jollies
ウエストバンド期のファンカは初期から後期まで傑作ぞろいなので、全部買い。では、ワーナー期はどうか、と言えば、「uncle jam wants you」までは全部買いでしょう。その中でも有名盤は「one nation under the groove」かもしれませんね。
しかし、もっとも危険なグルーヴをかもしだしているのは、このアルバム「Hardcore Jollies」なんじゃないでしょうか。1.のギター・カッティングが始まったとたん、「おぉ、これこれっ!」と全人類が納得してしまうであろう黒いグルーヴ! 2.のリズムトラックも聴いているととろけちゃいそうです。 6.はライヴ・テイクですが、当時のファンカのステージの様子が想像できて興味深いです。かなりハード・ドライヴィンな感じ。
総じて、とろけそうなリズムセクションが漆黒のグルーヴをつむぎ、その上でギターがうなっているといった感じのアルバム。個人的にはかなりオススメです。
Funkadelic
イントロの何かを口でくちゃくちゃと噛む音で嫌な倦怠感がまずやってくる。そして、ゆったりとした粘っこい混沌としたブラックなサウンドが展開されていく。何とも挑戦的で挑発的なファーストアルバムだと感じた。この作品が発売された1970年という時期というのが、多分George Clintonにとって非常に影響を与えているのだと思われる。1969年のウッドストックでその存在を明確にした2つのブラックアーティスト、Jimi Hendrix、そしてSly & The Family Stone。それに加えて自らのファンクサウンドを追及しそれが明確な形で現れてくるようになったJames Brown。これらアーティストの全ての要素をごちゃ混ぜにして、さらにGeorgeの皮肉なセンスが加わって完成された作品のように思う。何よりもブラックというものに過剰な意識が、とても反映されているように思う。
演奏はとても粗いものの、決してここに収録された楽曲は侮ってはいけないように思う。ファーストシングル"I'll Bet You"は混沌としたグルーヴの中に、鋭い緊張感の漂う激しさが籠もっている。"I Got a Thing, You Got a Thing, Everybody's Got a Thing"はファンクとロックがごちゃまぜになったようなサウンドの中で、後のFunkadelicやParliamentに繋がるような同胞達による一体感が溢れた楽曲だ。ラストを飾る"What Is Soul"はタイトルや楽曲全てが皮肉なんだけれど、逆説的に自分達によるソウルというものの解釈が詰まっているように思う。正に激しい熱を帯びた魂がそこにはある。
完成度はあまり高くはない。しかも、これに関して言えば、簡単にお薦め出来るほどの責任は取れない。だけれど、P-Funkの原点として、George Clintonの意志というものを一番感じる事が出来る作品であるように思う。とてもダウナーなテンションでありながらも、彼らしい皮肉な希望がここに隠されているように思う。