プラトニック・セックス
読む前は過激な生活を暴露して話題になってるだけの本だと思って、興味もなかったのですが、読む機会があって本当に良かったと思いました。
頭の悪い女性ではない事はテレビを見てもわかるけど、文章力より、現実と気持ちをまっすぐに見つめられる精神力に関心しました。
愛されてないという思いを抱いて、自分を物にしていく様子や、そう思う人間のとる行動が読んでいて痛ましいけれども、それを乗り越えた目線で書かれているので、何か、安心しながら読む事が出来ました。最後は本を読んで久しぶりに泣きました。
親子の問題に悩む人にもおすすめしたいです。
モルヒネ (祥伝社文庫)
「うずくまって泣きました」「究極の恋愛小説」などの
文字に惹かれて買いました、が・・・・
恋愛小説としてはいかがなものかしら?という感じです。
モチーフがありきたり。古今東西、使い古された設定。
冒頭の衝撃的な出来事も、その後発展するわけでもなく中途半端。
ただ、在宅医療、ホスピス、尊厳死などについて考える機会は得ました。
その点では評価できると思います。
この方の小説を読んだのは初めてなので、よくわからないのですが
言い回しが難解だったり、地の文なのか会話なのかわかりにくいところが
あったりで、すんなりと読める文章ではなかったです。