the P.I.A.N.O.set
若い人に勧められて聴いてみた本作。
作業に集中したいときのBGMとして、長く愛用している。
ピアノの音は考えることの妨げにならず、頭をすっきり
させてくれるし適度なBPMとシンプルなバックトラックは
考える作業にドライブ感をもたらす。
過度な感情移入をしないですむ口当たりのよいメロディが
なにより作業に没頭するのを助けてくれる。このCD
ずいぶん活用させてもらった。
カテゴリーはハウス・ダンスミュージックとなっているが
フロアが沸き、オーディエンスが踊りだすようなタイプの
音楽ではない。むしろ静かで内面に向かっていくタイプの音楽だ。
まろやかで万人が楽しめるようになった健全すぎるハウスには
違和感を覚えないでもないが、ジャンルなどという
狭隘な枠組みを考えなければ、一つの完成度の高い
BGMとして高く評価せざるをえないのである。
beatlessBEST... Mellow Relaxation.
美しく、叙情・哀愁漂うメロディとクラブミュージックを融合した作品を発表し続けているHOUSE DJ・DAISHI DANCE。
本作はその美しい過去の楽曲からHOUSEの要素を取り除いて再構築された作品集の「DISC1」と
HOUSE要素を入れた新曲・未発表曲集の「DISC2」で構成されています。
DAISHI DANCEは休み無く幅広い作品を発表し続けているので混乱されるかもしれませんが、大きく4つのラインで創作活動されてます。
具体的には
【1】 基本ライン(the P.I.A.N.O. set・MELODIES MELODIES・Spectacle.)
【2】 コラボ企画・別名義(ジブリ・フランフラン・ピアノジャックとのDDPJ・ミトミトコトとのLimited Expなど)
【3】 Remix Works集(remix...シリーズ)
【4】 クラブフロアMix集(MYDJBOOTH.シリーズ)の4つです。
で、今回のこの作品は新たに加わった「ビートレス」という第【5】ライン作品である「DISC1」と
【1】のライン作品である「DISC2」で構成された作品です。
なので「DISC1」は従来ラインのファンの中には戸惑う方もおられるかもしれないです。
ですが以前にアルバム「Spectacle.」の限定盤で「relax & acoustic ver.」として数曲は既に配布されていて、そのころからヤバイ!と感じていた僕の様な者にとっては正に2年越しで待ち望んでいた作品です。
また写真家・石橋睦美さんによる日本の原風景をテーマにした作品を使用したジャケット&アートワークも美しく、アルバム内容にぴったりで素晴らしいです。
・・・でもやっぱり「ビートレスよりもHOUSEがいい!」とおっしゃる方もおられると思います。
その要望には「DISC2」で応えられており、また素晴らしい曲ばかりなので「DISC2」の為だけでも本作を買われても満足されると思います。
あといつものように限定のCDが付く販売店がありますので、そちらもぜひチェックを。
ちなみにDICS1の1&9曲目は東日本大震災の翌日から無償DL公開されていた楽曲です。
本作を例えると、若い世代中心な2次会のBGMだったDAISHI DANCEが「DISC1」で様々な世代が参加する披露宴にまでさらに活躍の場を広げた・・・
そんな感じでクラブDJの枠を越えた今後のさらなる活躍を感じさせる傑作だと思います。
星5つです。
MYDJBOOTH.2
アッパーチューンな構成の中でアーティストとのフューチャーや武田真治のサックス第2弾も入っており、クラブ感覚で聴ける全17曲。評価の高かったMYDJBNOTH.1と同等以上だと思います。
LIVE project. “@ ageHa, TOKYO 2010.8.14” [DVD]
カホンとピアノということで、弦楽器や管楽器とのコラボが難しそうな→Pia-no-Jac←ですが、DaishiDanceとコラボはジャストフィット ピアノ カホンがややもすれば、一瞬薄くなる瞬間にどちらの音もカバーできる最高のマッチング・・・。音楽はといえば、それはもう、とにかく乗れる踊れる・・・・。そして聴かされます。五つ星確定です。