ニトロベスト 初回完全生産版
改めて聴くと「やっぱイイ曲おおいよなぁ〜っ!?」とかゾクゾクしてしまいますものね、ええ。音楽的なこととか語るほどの知識は持ち合わせてないんですけど。そういうのは言えてしまいますものね、ええ。
加えて言うなら、私がニトロゲーマーなのも強いと思うんですよ。ただでさえイイ曲だらけなのに、脳裏には名作たちが暴れまわっているわけですよ。も、たまんないです。まぢで。
初回特典も「ニトロったら、こうでなきゃ!」なニンマリしてしまうアイテムだし、とにかく買って損のない御品でした! おーすすめですよっ!!
One / Spinning Head / Satellite / Night & Day Rmx
“人間は全く同じではないけど、でも愛といのちの力でひとつになろう”と訴える「ワン」を『アクトン・ベイビー』からカットしたこのシングルCDは、「このシングルで得たU2のロイヤリティをエイズ基金に寄付する」(ジャケットの内側の記述より)ことが目的です。そのため、ジャケットには、HIVウィルスに感染し、そのことを公表して芸術・社会活動を行っている(いた?)写真家David Wojnarowiczの作品が使われています。こういう事情もあって、カップリングには、U2が自分自身を前面に出して目立とうとする曲ではなく、実験的な曲もしくは他人に対するリスペクト/カヴァーが並んでいます。
こういう事情もあって、カップリングには、U2が自分自身を前面に出して目立とうとする曲ではなく、実験的な曲もしくは他人に対するリスペクト/カヴァーが並んでいます。
2は、一度聴いてみれば、この実験曲が『アクトン・ベイビー』で「ザ・フライ」へと展開したことがわかるでしょう。現在では、これより二分以上長いダンス・ミックスが『ザ・ベスト・オブ・U2 1990-2000』初回限定盤のディスク2で聴けます。そして、3、4は、そのベストのディスク2に入らなかったので、レア・トラックと言ってよいでしょう。3は、ボノが敬愛するルー・リードのカヴァーです。ボノのヴォーカルとエッジのギターによって、いかにもU2といった生演奏感が漂うバラードです。この曲がカヴァーされたのは、U2がヨーロッパ三部作で掲げた「人間(ラヴ)とテクノロジー(サテライト/衛星)」という理念にあっているからでしょう。実際、『ZOO TVツアー』(ビデオあり)では、ステージ上のボノと、衛星で結ばれて(いるという趣向で)モニターに映ったリードとが、この曲をデュエットする試みへと展開しました。4は、エイズ・チャリティというかたちで実現したコール・ポーターに対するトリビュート盤『Red, Hot+Blue』収録のカヴァーをリミックスしたものです。こっちのほうは、“スティール・ストリング(=鉄の弦)・リミックス”なので、ペダル・スティールやラップ・スティールの音が入っているようです。でも、それだけではなく、ボノの声が小さくテクノの打ち込み、電子音がかなり入っています。
NIGHT HEAD 1 (講談社文庫)
かつて深夜放映され、一世を風靡したドラマの漫画文庫版。主人公の霧原直人、直也兄弟を演じたトヨエツと武田真治の繊細な美しさが再び鮮やかに甦る。
生まれながらに超能力を持った苦悩。2人の「自分だけがみんなと違っている」という絶望にも似た孤独感がせつない。自分でも制御できない力に押しつぶされそうになりながらも、ただひたすら純粋でナイーブで受動的な直也と触れるものはすべて切り裂いてしまうほど攻撃的な直人が、研究所を出て自らの意志で生きてゆこうとする時から物語りは始まる。
精神世界に興味のある人なら読んでみては?
NIGHT HEAD
これをカーステレオでかけて夜の街を走ると、怖いですよ〜(笑
名作RPG「クーロンズ・ゲート」の音楽を作った方の作品だけあって、実にうまく作品世界の臨場感を盛り上げる名曲ばかりです。
曲のタイトルもなんともひねってあって、民俗学や神話などが好きな方にはたまらないでしょう。
深夜枠で放送されていたドラマのときもそうでしたが、映画化されたときのこのサントラも素晴らしい効果をあげていたと思います。
グレゴリオ聖歌のように、人の声を重ねた部分が特にぞくぞくするような神秘さを感じさせます。
絶版になってしまってもったいないなと思います。
NIGHT HEAD・覚醒 (角川ホラー文庫)
有名なテレビシリーズも劇場版も見ていないで、本だけ読んだのですが、素晴らしい筆力にぐいぐい引き込まれて、「覚醒」「邂逅」「未来」編と、あっというまに3冊とも読み終わりました。 超能力という使い古された道具を、それを持つが故に社会に受け入れられないという不幸、という新しい見方をしているので、設定に「お決まり」さを感じません。
この作品では超能力は、物質文明に追いやられた人間の「こころ」のメタファーとして使われてるのです。
苦しみを乗り越えて成長していく霧原直人・直也兄弟の物語を追いかけていくと、自分にも彼らと同じ苦しみがあることに気づき、この兄弟がとても親密な友人に感じられることでしょう。 ホラーというより、むしろ読んでいて勇気の湧いてくる小説です。
是非多くの人に読んで欲しいと思います。