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柳生十兵衛 七番勝負 |
千葉真一が宮本武蔵として十兵衛と対決する。新旧の十兵衛対決みたいだった。最終話で、2刀を使った十兵衛の立ち回り、武蔵から何か掴んだのかと思うのは、私だけかな。村上弘明の十兵衛て良い感じです。これからが楽しみな作品です。 |
柳生十兵衛 七番勝負 島原の乱 |
米映画の人物のように善と悪が単純明快ではなく、
自分よりも立場の弱い人間にさえも許容・情を感じる 複雑な日本人の精神を十兵衛演じる村上弘明が表現しています。 幕府の命を受け、人を斬る十兵衛の苦悩が 前シリーズよりもさらに深刻化し、歴史的な大事件である 島原の乱を背景にしているため、7話完結 とはいえ、見応えのある時代劇となっています。 ゲストも多彩で実力派俳優が多く、硬派で骨太の演技も 楽しめることと思います。お勧めです。 |
孤塁の名人―合気を極めた男・佐川幸義 |
佐川幸義の合気が文章で表すことが困難であるため、このような小説になったのであろうが、
読み手に今ひとつその合気が伝わってこない。 ひたすら佐川幸義を褒め称え、一大勢力を誇る植芝一派を攻撃している。 そんな印象がなくはない。 不可思議な対象を扱うと、このような作品にしかならないのかと、いささか残念である。 佐川幸義本人はまさに孤高の天才だったのだろうが、この本は今ひとつだった。 |
異形の将軍―田中角栄の生涯〈上〉 (幻冬舎文庫) |
この物語が単なる過去の記述としてではなく、現代の私達が生きる 世界に於いても意味を持つと思われるのは、田中角栄が表日本を 闊歩する政治家、実業家、官僚が重要視してこなかった裏日本の 怨嗟の声を拾い上げた政治家であったということにあります。 日本の面積の約1/2が豪雪地帯と言われる中、寒村に作る無雪道路が どれほど有り難いものであるか、どれほどの命を救いうるか肌で いうのはいるはずなのですから・・・。また一方で、ロッキード |
もしもこんな 津本陽 がいたら・・・
大阪を中心に活動している 津本陽。本人のオススメはクルマのボンネットに乗り、挑発するようにフロントガラスに体を押し付けるシーン。
「自然体の『おかんキャラ』でいけたら良いなと思います」と気合十分だ。
ふむう~。それならばぜひこの言葉を贈りたいと思います。。
『 青春は何もかも実験である。 』( スティーブンソン )
どういうことやねん^^;
読書感想:津本陽「黄金の海へ」
誰の何を書いたのか、まったく予備知識なく読む時代モノ。 しかしだからこそか、面白い〜〜〜。 (夏のお薦め本一覧はこちら)
修羅の剣
本当かなァと思いつつ、津本陽さんの剣げきの世界にのめりこんで読んでしまう一冊であります。この物語の中で好きなエピソード練兵館の修業中、蹴りあげの稽古を毎夜一千回するという、ところです。すごい、剣に「蹴り」が出てくるんです。 ...
乱世、夢幻の如し / 津本陽
津本陽著「乱世、夢幻の如し」(単行本版)を読んだ。 戦国大名で日本三大梟雄とされている松永弾正久秀の話。 本書は歴史人物者の小説だが、PHP文庫や池波正太郎などの歴史人物小説とはまったく違う。 PHP文庫や池波正太郎などの歴史人物小説は、その人物 ...
鬼骨の人 津本 陽
歴史資料を引用しつつ、実際に当人が置かれた環境などを踏まえて津本陽が独自の分析を加えている。 竹中半兵衛の軍師としての功績や徳川吉宗の心の闇などを独特の視点から描いている。 歴史短編集として読みやすい一品。 ただ、同作者の「日本剣客列伝」 ...
乱世、夢幻の如し~途中 / 津本陽
現在、津本陽著「乱世、夢幻の如し」の単行本版を読んでいる。 戦国大名で日本三大梟雄とされている松永久秀の話。 松永久秀が活躍した室町時代末期の近畿あたりについてはよく知らないため、松永久秀はじめ、久秀が仕えた三好長慶、長慶が使えた細川晴 ...
龍馬(津本陽)
先日、津本陽『龍馬(1)〜(5)』角川文庫、2003を読みました。 坂本龍馬を主人公とした歴史小説は、司馬遼太郎氏の『竜馬がゆく』 が有名です。 私も大学時代に読み、幕末明治維新の歴史小説を読み始めるきっかけとなりました。 ...
織田信長&豊臣秀吉&徳川家康(津本陽氏歴史小説)
先日、織田信長&豊臣秀吉&徳川家康を主人公にした津本陽氏の歴史小説である『下天は夢か』『夢のまた夢』『乾坤の夢』を読みました。 『下天は夢か』『夢のまた夢』『乾坤の夢』は、それぞれの歴史小説で織田信長、豊臣秀吉、徳川家康の3人をそれぞれ ...
「大久保彦左衛門 不遇の時こそ」 津本陽 著
大久保彦左衛門の三河物語を題材に、まとめた小説であるが、失敗作であろう。著者自身で、主人公の性格、心情を創りあげて、物語を展開しないと小説にはならない。大久保彦左衛門が経験した戦いを、三河物語の筋に従って展開しているが、そこにおける戦い ...
津本陽「開国」
津本陽「開国」. 幕末ものは、どこをどうゆうふうに輪切りにしても面白いので、世界を知ろうともしない守旧、無能、無作為にも親近感がある. この本、前半と後半では読み方がずいぶん変わる. 前半は人物紹介、会話も面白いのだが、後半は俄然難しくなる ...
「孤塁の名人」津本陽 著(文藝春秋)
作家の津本陽氏による佐川幸義師範の伝記のようなもの? こういう書については、劇画の「空手バカ一代」と同じく. 事実の部分とフィクションの部分と作者の評価・感想の部分とがゴチャ混ぜになってる場合が. 多いので注意が必要だ。 ...