プロ野球一球速報

ファミスタ

Loading...

庄司薫 ウィキペディア

庄司薫 最新動画

チャイコフスキー:ヴァイオリン協奏曲
チャイコフスキー:ヴァイオリン協奏曲
期待を裏切らない、素晴らしい演奏です。重厚で、それでいて研ぎ澄まされた誠実な音色。この音色は庄司紗矢香さん以外の誰にも出せません。録音状態は今一つかも知れませんが、そんなことは問題になりません。

新規リスナーの方にも自信を持ってお薦めできる一枚です。




パガニーニ:ヴァイオリン協奏曲第1番
パガニーニ:ヴァイオリン協奏曲第1番
数年前、庄司紗矢香さんがパガニーニコンクールで優勝し、その際、審査委員長は「歴代の優勝者の中で一番だ」と涙を流したといいます。そのとき演奏したのが、このパガニーニのヴァイオリン協奏曲です。

悪魔的と言われる曲ですし、五嶋みどりさんのCDを聴いたときも、悪魔的な印象を受ける演奏に思えましたが、この庄司紗矢香さんの演奏は、明るく暖かく、若い生命力が発露するような、朗らかな気持ちになれる演奏です。




赤頭巾ちゃん気をつけて
赤頭巾ちゃん気をつけて
学園紛争のあおりで東大入試が中止となり、風邪を引き、足の爪をはがし、愛犬が死んでしまい、このところ全然ついてない薫クン(岡田裕介)のある一日を通して、青春の繊細な心理と行動、その機微を浮き彫りにしていく傑作青春映画。原作は庄司薫の芥川賞受賞小説で、森谷司郎監督は実験的とも感覚的ともいえる映像描写を駆使しながら青春の光と影を見事に描出。特に既成曲の使い方などうまく、当時の若者世相を知るよきテキストになっているが、それ以上に永遠普遍の青春の真理をついた、今の時代にも納得できるものになりえている。これがデビュー作の岡田裕介は、監督の命令で長靴の中に画鋲を入れられながら、片足をひきずり演技を通した。どこか甘ったるい彼の言動もまた、その後のノンポリ的若者像を巧みに先取りしているようでもある。なお彼が落書きするシーンでは、イラストレーターで映画監督でもある和田誠が、わざと下手くそに見えるよう左手で描いたのだそうだ。(増當竜也)




赤頭巾ちゃん気をつけて (中公文庫)
赤頭巾ちゃん気をつけて (中公文庫)
「色」シリーズの第1作。当時は大学紛争の真っ只中で、世間の価値観も揺れていた。主人公薫が通う日比谷高校は当時は東大進学率No.1を誇る名門校。だが、大学紛争のあおりで東大は1年だけ入試を中止し、薫は受験浪人に...。作中の薫と、本作を読んだ時の私はほぼ同時代・同年齢。安田講堂陥落の場面は同時進行でTVで観た。大学入学後、実際に紛争を味わった経験もある。この時代背景を知らないと、作中の冒頭の薫の(表面的な)明るい振舞いの異様性が理解できない。

本作を読む前に作者の「喪失」を読んでいた。硬質な文体と作者の頭の良さを誇示するかのような全体構成。それに比べ本作の軟弱さ加減は何だぁ、というのが最初の印象。小説家志望の薫の友人が女にフラれ、薫に「俺がこれまで書いた小説の中で、俺が何人の女にフラれたか分かるか」と尋ねると正確に答える薫。"冷静沈着"を絵に描いたような男、周囲にはそう見られているのだ。しかし、実際には薫も世間の状況の中、心の淵に落ち込もうとしていたのだ。

そんな中、ふと立ち寄った本屋で「赤頭巾ちゃん」を探している黄色いカッパを着た女の子に出会う。バリエーションが多い絵本の中で、薫は女の子のために適切な「赤頭巾ちゃん」を選んであげるのだ。この黄色い女の子と触れ合いで薫は人間性を取り戻す。大げさに言うと、ラスコーリニコフにも似た"魂の救済"を得るのだ。

ユーモア仕立ての文体は1種の韜晦であり、構成の巧みさは相変わらずだった事が分かる。中村紘子さんとの結婚後はすっかり髪結いの亭主になってしまったが、その後如何に文学界を眺めていたのだろうか。




白鳥の歌なんか聞こえない (中公文庫)
白鳥の歌なんか聞こえない (中公文庫)
これほど確信犯的に人生と自己を戯画化した若手作家はかつていなかった(そしておそらくこれからも)。俳諧的なみごとな文体と華麗な筋運び、軽妙洒脱な会話体とモノローグ。書くことと生きることとをどのように結び合わせるのか、著者自身の煩悶が主人公に高踏的に反映されていて、しかも構造的に良く練られた夏目漱石クラスの画期的4部作である。本4部作の良さがわからない読者は、残念ながらノーベル賞クラスの一流文学の素晴らしさの恩恵から一生無縁の人間である。三文娯楽小説を抱いて火葬場まで行けばよい。






昨晩 庄司薫 が夢でこう告げた・・・!


デビュー10周年を迎えた 庄司薫。トライアスロンの大会にも参加したことがあるアクティブボディーを限界ギリギリまで披露している。
「次着るのは結婚式のときかも」。ファンは熱心にシャッターを切っていた。

実にすばらしい。こりゃまさに、

『 「結婚を考えたことはないのか」「あるさ。でも考えるのとするのは違う」 』( 夕日の挽歌[映画] )

こりゃストライク過ぎか^^;

「<盗作>の文学史」
自分の関心に引きつけて言えば、ビュトールの『心変わり』の方法的模倣であるとされた倉橋由美子の『暗い旅』、サリンジャーのCatcher in the Ryeの文体をパクったとされた庄司薫の『赤頭巾ちゃん気をつけて』の項が興味深かった。 ...

庄司薫『赤頭巾ちゃん気をつけて』模倣疑惑を最初に取り上げたは?
庄司薫『赤頭巾ちゃん気をつけて』はサリンジャー『ライ麦畑でつかまえて』の模倣であるという疑惑について、『〈盗作〉の文学史』に、『東京新聞』1969年9月2日付朝刊の「“薫ちゃん”気をつけて」という記事が端緒だろうと書いたところ、高取英氏から、 ...

『仮面ライダー青春譜』第46回
原作は、庄司薫氏。マンガ化は、矢代まさこ氏が担当することになった。 一度、庄司氏に挨拶しようということで、矢代氏、「女性自身」の担当編集者(元「少年」の編集者)、そして、ぼくの三人で、指定された銀座のウエストという名曲喫茶に出かけた。 ...

庄司薫氏の消息!?
数をこなさないといけないということでしょうか? line. TVのワイドショーで見たのだけれど、. 作家でピアニストの中村紘子さんのダンナサマの庄司薫氏は. 株で大儲けしているので. 小説を書いて稼ぐ必要がないとか? 庄司氏の消息をTVで知るなんて ...

つかまえたりつかまったり
読みつつ、そうだよねえ、とおもってネットで検索すると、やっぱり庄司薫と村上春樹の関連について書かれたブログがちらほらある。やっぱり、わたしというひとりの人間が関心を持つことなので、ぐるぐるまわってはいるんだな、とつくづくおもう。 ...

輝く銀
庄司薫、ほんとにクレバーで、『バクの飼主めざして』は、装丁もタイトルもかわいいほんわかエッセイにみえて、中身はもう立派な評論集といったかんじ。ほんとに引用したいところ山ほど。佐伯彰一との対談も、ほんとにクレバーでクリアでシュアーです。 ...

【書店が3倍楽しくなる書評】庄司薫『赤頭巾ちゃん気をつけて』
『赤頭巾ちゃん気をつけて』著・庄司薫(中公文庫) 出版甲子園のモットーは、心の中にある「企画の種」=「社会に対するメッセージ」を本という樹に育て上げるお手伝いをする、というものです。わたしたちの仕事は、メッセージが「本」という媒体を通す ...

『〈盗作〉の文学史』にいただいた書評など(ウェブ編)
庄司薫こと福田章二がサリンジャーの「ライ麦畑」発表以前から、薫くん文体めいた文体を使っているという話は、たまたま少し前に千野帽子さんとのおしゃべりのときに千野さんから教わり、「へぇーてっきりサリンジャーの真似だと確信してましたよ」 ...

外弁慶
いまさら庄司薫を読み始める。シカオちゃんが好きだと自己申告しているので。『狼なんかこわくない』を読んでいますが、いかにもシカオちゃんすきそうです。庄司薫って、とプロフィールを読むと、うちの母とおない年で相当おどろきました。 ...

この人は誰? (女性ピアニストの巻) お答え編
昭和44年に「赤頭巾ちゃん気をつけて」で芥川賞を受賞した庄司薫さんがご主人。 「赤頭巾ちゃん気をつけて」以降の庄司薫さんは、かなり斬新な文体で、. オイラをはじめ当時かなり影響を受けた人たちが多かったはずです。 ...

庄司薫 の最新情報








KEI | 倉田よしみ