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家畜人ヤプー 1 (1) (バーズコミックス) |
昔、20代の青年の頃、石森章太郎作の「家畜人ヤプー」を友人宅で読ませてもらい、
かなり興奮したことを覚えています。それで、急にもう一度読みたくなって、 検索したら、江川達也さんの劇画でリメイクになったようで、早速購入して、 第1巻だけ読了したところですが、どうも昔の興奮が蘇らない。石森氏の漫画調の ヤプーとは違って、主人公の麟一郎の裸体はここまで書き込んでいいのだろうかと 思うほどリアルに緻密に描写しているのに、全く肉感を感じなくて、それに顔立ちが あまりに不細工すぎて、過酷な立場にいる主人公に同情など微塵も感じられない。 それにひきかえ、クララもポーリーンも漫画調に可愛く書いてあり、どうも同じ画面にしては不釣合いな印象を受ける。 喩えるならば、小島剛夕(「首切り朝」)と二ノ宮知子(「のだめカンタービレ」)が共同制作したようだ(笑い)。 ハハハ・・・喩えが適当でなかったですよね。 とにかく、あまりに丁寧でテンポの遅い導入部の展開に、ちょっと面食らっています。 石森作品では、麟一郎に深く同情しながら性的な興奮を覚えたわけで、自分で自分を 分析すると、マゾヒストの傾向があるような気がしますが、是非とも、石森作品も 復刻本を出していただいて、あわせてこの江川版ヤプーももっと読んでみたいと 思っています。 |
もしもこんな 沼正三 がいたら・・・
迫力バストで隠れ巨乳と噂の人気アイドル 沼正三にとって「せきららは恥ずかしいというイメージがある」そうで、「恥ずかしくなるような」セリフが満載だ。
「自然体の『おかんキャラ』でいけたら良いなと思います」と気合十分だ。
こりゃあようするに一言で言うとあれだ
『 恋の味を痛烈に味わいたいならば、それは片思いか失恋する以外にないだろう。 』( 亀井勝一郎 )
まあそういうことだ。
読書記録 236 家畜人ヤプー 著:沼 正三
ブログを休んでいる間に読んだ本になります。 三島由紀夫がベタ褒めだったというので読んでみました。 けれど、1巻だけ。 本当は全5巻なのですが、読む気力は起きませんでした。 内容はSFエログロです。 その星では、白人女性が一番えらく、男性はその次 ...
洟汁讃歌
↑の絵は「奇譚クラブ」昭和30年3月号掲載の沼正三氏のエッセイ「あるマゾヒストの手帖から」に添えられた挿絵の一つである。実はつい最近、この50年以上も前の「奇譚クラブ」をゲットしたのだが、最近のSM誌と違い、写真が使われている頁はほんの ...
若い時のセックス体験がその人の後の人生をほぼ決める huruhon
その意味では「家畜人ヤプー」は今では天野哲夫氏が書いたのは私である、沼正三は私である、と言っているのだが、澁澤龍彦は沼正三は、現職エリート判事・ 倉田卓次氏であるという、この倉田卓次説を支持しています{『澁澤龍彦全集 別巻2』河出書房) ...
戦後日本のマゾヒズム
沼正三 は第二次世界大戦の帰還兵だった。戦争捕虜としての体験が、彼に内在していたマゾヒズムを大きく覚醒させたことは、その手記やエッセイなどによって明らかにされている。 日本の男性マゾヒズムが、戦後になって著しく発展してきたのには、彼の ...
家畜人ヤプー
沼正三という方が書いたSF小説『家畜人ヤプー』です。 このあいだからず~っと読んでいるのですが、読み始めると止まらない。 この小説はホントに凄い。 かなりグロテスクな内容なので、読むにはかなりの度胸が必要ですが、ホントに凄いです。 ...
Tim Lee (Timothy Lee、Lee Hon Hung)
この捩れはどこから来ているのだろう、と疑問に感じたが、これはこういった作品を描くのが日本人だった場合、好きそうな作家として思い浮かぶのは、江戸川乱歩、稲垣足穂、谷崎潤一郎、夢野久作、沼正三、泉鏡花、森茉莉、三島由紀夫、澁澤龍彦、日影丈 ...
「家畜人ヤプー」再読
先日紹介したバルビュスの「地獄」と一緒に、沼正三の「家畜人ヤプー」が出てきたので再読している。 角川の文庫本なのだが、昭和55年の発行なので、オジサンが初めてこの作品に接してショックを受けたのは二十歳過ぎのことだろうか。 ...
ニコ動
//「家畜人ヤプー(1)」(沼正三) &html( ) &html(家畜人ヤプー(第1巻)) //「禁じられた青春(上)」(沼正三) &html( ) &html(禁じられた青春(上)) //「ガリヴァー旅行記」(ミネルヴァ書房) &html( ) &html(ガリヴァー旅行記) // //&html() ...
家畜人ヤプー5
『沼 正三』著 幻冬舎アウトロー文庫 387ページ やっとこさ最終巻へ突入。中断されていたまま未完だったものを完結させ、全49章。 1〜4巻までの参照は、カテゴリー沼正三からお願いします。 本人もこの本が有名になり、部数を伸びたことを、 ...
沼正三の「禁じられた青春」は歴史書として読むのがいいかも
「禁じられた青春」は1926年福岡生まれの作者沼正三の(諸説ありますが、ここではそれは触れず表記されている記述より)少年時代から青年への成長の記録であり、それと同時に戦前、戦中、戦後と激しく流れていった昭和の記録でもあります。 ...