オッフェンバック:喜歌劇《美しきエレーヌ》パリ・シャトレ座2000年 [DVD]

オッフェンバックの音楽は冗談ぽいので、正直言って好きではありませんが、これは文句無しに笑えます。よく出来ていると思います。トロイ戦争の発端をこうも露骨に笑い飛ばしているのはある意味凄い才能かもしれません。フランスでオッフェンバックがいまだにウケるのが分かる気がします。 オッフェンバック:喜歌劇《美しきエレーヌ》パリ・シャトレ座2000年 [DVD] 関連情報

カルメン [DVD]

LDで購入し、私自身がオペラ「カルメン」に参加する際、一番参考にした作品です。DVD化は嬉しい限りです。
映画版の良さ。それは舞台では決して味わえないリアル感。それは第一幕のセビージャの風景の陽射しの明るさ、土埃っぽさ、人々の貧しい身なりなど。それからタバコ工場の中の風景。そして第四幕、舞台では闘牛場の外という設定になっていますが、この映画ではリアルに闘牛場の中を写し、ちゃんと様式通りの闘牛士の入場などを見せ、牛も写し、臨場感を高めています。これは映画版でなければ出来ない芸当で、ことカルメンに関しては絶対舞台より面白く作れると思います。
正直な話、私としてはオペラの楽しさは、見た目が８割と思っています。建前は音楽的にどうこう言いますが、書割のセットより実物の方が良いし、歌手も水準以上の歌唱力があれば、美男美女が出てくれた方が楽しいに決まっています。ドミンゴはその点、理想的ですが。
ただ、ジュリア・ミゲネス・ジョンソンについては、カルメンをやるにはちょっと声質がリリカルすぎるかな、という気がします。メゾ・ソプラノのもっと重い声が欲しいところです。

「カルメン」は、音楽的には２時間半ほどの作品ですが、生で舞台を観ると、幕間の舞台変えなどの時間が結構長く、実質４時間以上拘束されてしまいます。更に演奏会場への往復時間も考えると大変です。DVDでお手軽に鑑賞する方法は、ありだと思います。 カルメン [DVD] 関連情報

フランソワ・ルルー ソロ・オーボエ

私は無伴奏のオーボエのＣＤを初めて買いました。
いつもはたいてい宮本文昭さんや渡辺克也さん、ハインツ・ホリガーさんのＣＤを好んで購入するのですが、初めてル・ルーさんのＣＤを買いました。初めて聞いたとき、すごくビックリしたと言うか、驚いてしまって・・・。ル・ルーさんの音色も奏法も素晴らしい！低音も高音も響き渡ってて聞いてて気分がいい！！特にベリオの曲には衝撃を受けました。オーボエ吹きさんは一度聞いてみるといいでしょう。 フランソワ・ルルー ソロ・オーボエ 関連情報

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