【山口組】【分裂】【絶縁状】山健組宅見組他絶縁状が公開される絶縁状

【古河電工】自己融着性絶縁テープ F-COTAPE NO.1 エフコテープ1号

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「花子とアン」で蓮子様が「白蓮」と筆でスラスラと書いたシーンを見て、急に大学時代に読んだこの本を思い出し、Kindle版を購入した。80年代に出された古い本ではあるけれども、白蓮の娘を初めとする実在の関係者を辿って取材し、丁寧に白蓮事件について分析してある。永畑道子さんはノンフィクション作家なので、取材内容、証言、それから実際に自分が会って話した本人の印象から柳原白蓮という人の性格や思考を「想像」することはあっても、それは「推測だ」と断り書きを入れる律義さで、決して創造へは飛躍しない。非常に堅実で、それゆえに内容への信頼度は高まる。ドラマや林真理子さんの小説「白蓮れんれん」のようなドラマチックな恋多き女の物語を読みたいという人には向かないかもしれないが、よりリアルな白蓮像および白蓮事件について知りたい人にはお勧め。恋の華・白蓮事件 (文春文庫) 関連情報

日本侠客伝絶縁状 [DVD]

昭和43(1968)年2月22日に公開された、高倉健主演の「日本侠客伝」シリーズの第8作目に当たる作品。現代の東京を舞台に、大組織の傘下の組長が組織の汚さに愛想を尽かし、絶縁状を叩きつけ抗争に巻き込まれる様を描く。監督はマキノ雅弘。脚本は棚田吾郎。共演は藤山寛美、待田京介、曽根晴美、松尾嘉代、菅原謙二、渡辺文雄、林彰太郎、有川正治、遠藤辰雄、原健策。音楽は、TBS系テレビ時代劇「水戸黄門」の主題歌「ああ人生に涙あり」及び劇伴を担当したことで知られる木下忠司。

東京で一大勢力を誇る天盟会の会長が、暴力取締頂上作戦で検挙された。3年後、傘下の各組が勢力争いを続ける中、傘下の1つである浜田組の組長・浜田勇吉は、警察から「カタギになって組を解散すれば獄中にある会長を釈放する」と内示を受ける。乱れた組織に嫌気が差し、また会長の体を心配した浜田は単独で浜田組を解散し、絶縁状を叩きつけた。天盟会会長の座を狙う上野はそれを許さず、浜田組を制圧しようと企んでいた。義兄の平井が上野組に襲われ、怒った浜田は上野組に斬り込む…。

うーむ、本作は、はっきり言ってイマイチだった。まずキャストがパッとしない。藤山寛美や待田京介は出ているものの、鶴田浩二などの重量級の役者は出てこない。それは健さんが一人立ちしたからだ、と言えば聞こえは良いが、やはりキャストの貧弱さにはガッカリさせられてしまった。特に長門裕之の不在が痛い。長門の芝居は本当に達者だ。

脚本の出来も余り芳しくない。本作はシリーズで唯一、現代を舞台としている。しかし、その設定が効果的に使われているとは思えない。むしろマイナスに作用しているのではないだろうか? 「昭和残侠伝」のように、任侠映画の時代設定は戦後直後辺りがギリギリではなかろうか。「次に期待しよう」と気を引き締めるための作品(ではないんだけどね、本当は)。日本侠客伝絶縁状 [DVD] 関連情報

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