三島由紀夫は現在の日本を約30年前にすでにわかっていて、この時に決起しないと日本はダメになってしまうと思い、自らの命をかけて、当時の人間に訴えたが、悲しいかな平和ボケしてしまっている当時の人々にはつうじなかった。ホントのかなしいことだ。
30年後の現在を見るとまさに三島由紀夫が予言していたとおり(勇気もなければ、道徳もないカスの日本人)となり、周辺諸国(中国・韓国)からは、なめられている状態でも、それを理解できず、ただ、ボケーと日々をくらしている今の日本人をみると、憤りをかんじる。
作品では、三島邸が実際と違うこと、それと最後の演説の場面の東部方面総監部の建物が違う点が残念だ。
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私は幸運にもこの映画を劇場で見ました。
当時、”時代はチャンバラ”って謳い文句でリバイバル上映された映画の
一本だった訳ですが、のっけからのリアルな暗殺シーンに圧倒され、
映画全編には殺気さえ漂っていて勝新のチャンバラシーンの迫力は凄いです。
特に相手を斬った刀が勢い余って格子戸を真っ二つにするシーンは名場面の一つ。
それにも増して、仲代演じる武市半平太が冷酷非道で怖かったですけど。
私もこの映画のDVD化を切望しています。
とうとうスカパーで放映解禁になりましたね。
ハイビジョンで甦った映像はやはり格別です。
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誰の心の中にも絶対的に超えられないと感じる何かがきっとあると思う。それが彼にとっての金閣であったわけだ。人が生きて行くうえで様々なものからのプレッシャーを感じながら生きている。両親やルール、先輩などから。偉大な金閣との関係もさる事ながら、人間関係の描写が人の深い部分を全て出した感じで生生しさと共に面白さも感じた。中学生の頃に読もうとして挫折した作品だが、大学生になり、人というものも少しはわかってきたので、おもしろくていっきに読む事ができた。あと、作者独特の情景描写が素晴らしい。人間関係だけでなく情景にも注目して読んでみるとおもしろさのます作品だと思う。 金閣寺 (新潮文庫) 関連情報