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克政 マインドマップ デザイン思考の仕事術 (PHP新書)

『マインドマップをもっときれいに書きたい!』という方には、お勧めの本です。私自身、マインドマップを書く際にブランチがうまく広げられずに苦労していましたが、この一冊を読んで、即解消です。その他にもきれいに見せるための実践的テクニックが満載です。本の文章がやや固い印象を受けるので、文字をじっくり読む人は少し読みづらいかもしれません。ビジネス現場で使えるマインドマップのテンプレートも紹介されていますが、本を読んだだけでは、その威力は全く分りませんでした。実際にテンプレートを使用してマインドマップを書くと、キーワードが自然と書き込めて、しかも書き終えたマインドマップを見直すと、ブランチとブランチの間から新しいキーワードが浮かんできます。『メインブランチの重要性』を学ぶ事ができました。 マインドマップ デザイン思考の仕事術 (PHP新書) 関連情報

克政 このマンガがすごい!Comics 特攻―太平洋戦争、最後の戦い (Konomanga ga Sugoi!COMICS)

本書の出版元である宝島社といえば、昔はちゃんとした本を出していたそうですが、少なくとも自分のイメージでは、「中途半端」「ワケがわからん」「売らんかな」しかないのですが、今回はそれがなかったので安堵していたら、それも当然、ひと様のマンガを掲載しているだけなので、なんのこっちゃ。 (゚∀゚ )本書は、松本零士先生をはじめ7人のマンガと、合間合間に入る「実録〇〇」を読んでいく形式になっています。マンガについては後述するとして、最も興味深かったのは、なんといっても「松本零士スペシャルインタビュー」でした。「米兵のキャンディを踏みつぶした幼少期」をはじめ、松本先生の少年時代の話には強く頷かせるものがありましたが、終盤になると突然、「先日、金星探査艇の写真をもらいました。それには、絶滅した知的生命体の痕跡や都市構造の遺跡としか見えないものがたくさん写っています」と、話はあらぬ方向へ。松本先生は「地球が第二の金星になる可能性は、そう遠い未来ではない」と、警鐘を鳴らして我々に熱く語りかけます。・・・えーと先生、一応これ、大東亜戦争の本なんです。特攻の本なんですけど。 (*≧∀≦*)以下に目次を列記しつつ、一部に感想を少し。購入の参考になれば。   松本零士  「音速雷撃隊」   松本零士スペシャルインタビュー   実録  特攻擊機「桜花」   本宮ひろ志  「島崎二飛曹失速す!」読み切りなのか、連載ものの一部抜粋なのかわかりませんが、あまりにも可哀想すぎる作品でした。おそらく本書に掲載された作品の中で、最もワケのわからん作品。   実録  日本最強戦闘機「零戦」   滝沢聖峰  「海の陸鷲」この作品は、滝沢氏の作品を集めた「ゼロの世紀(朝日新聞出版 (゚∀゚ ) )」にも収録されています。   実録  海軍期待の陸軍重爆「飛龍」   松田大秀  「ワシントン攻撃命令」個人的には本書の中では一番面白かった作品で、これだけなら☆5つあげたかった。松田氏の作品では、「雷撃一代」が図抜けて面白かったので、是非とも続編を読みたいです。   実録  幻の長距離爆撃機「富嶽」とキ91   やいた克政  「芥の散華」   実録  戦艦「大和」沖縄に散る   もりやてつみ  「高高度の勇者」   実録  体当たり迎撃部隊「震天制空隊」   薮口黒子  「月光一閃」海軍夜間戦闘機「月光」とB29の戦いを描いた作品。個人的には二番目に面白かった。   実録  本土防空戦と夜間戦闘機・・・以上です。収録されているマンガの殆どは、「苦しい戦い→そして特攻(或いはそれに似た作戦)→失敗→戦争って悲惨だよネ」という内容ばかりです。マンガ自体は面白いのに、最後のコマの説明文に「戦争中という狂気の時代では」や「しかし東京は焼き尽くされてしまった」などと、どっちが悪者か判然としない「とりあえず戦争の悲惨さは、最後にそっと書いときました」的なマンガが多かったです(「芥の散華」「高高度の勇者」「月光一閃」)。米軍に一矢報いて、尚且つ清涼感溢れる見事なラストを描いたのは、松田大秀の「ワシントン攻撃命令」だけでした。これは松本先生のマンガも同じで、ほぼ同日に発売された「ザ・コクピット日本編成層圏戦闘機」の方が遥かに優れていて(本書に収録されている「音速雷撃隊」も収録されています。ただし、こちらは370円+税の廉価本)、とくに「パイロットハンター」と「グリーン・スナイパー」は必見です。そう言えば、意外にもそちらに書かれている松本先生の「あとがき」は、ものすっごくマジメです。クスリとも笑えませんが、松本先生の漫画家としての覚悟は伝わってきて、本書のインタビューよりも数段優れています。20年近く前の「あとがき」の再録ですが。 とは言え本書は、先述した松田氏をはじめ、いくつかの作品が面白かったのと、廉価本と見せかけてカバー付きの単行本だったというちょっとした驚きもあったので、☆4個にしておきます。まぁ、普通なら☆3個ぐらいの本かと。マンガに罪はありませんが。ただし、松本先生のアレな話だけは別格です。いつか、安くなったら買ってもいいくらいにはオススメできます。 ('∀`*)このレビューが参考になれば幸いです。 (*^ω^*) このマンガがすごい!Comics 特攻―太平洋戦争、最後の戦い (Konomanga ga Sugoi!COMICS) 関連情報




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