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しかくの 悪道 御三家の刺客 (講談社文庫)

すっかり平和な時代となった5代将軍綱吉の世に、本来の隠密任務に携わることもなく、細々とお庭番などに甘んじて生きていた伊賀忍者の末裔が、将軍の急逝と影武者の擁立に関わってしまったことで、東北への逃避行を余儀なくされる第1作は、次々と現れる敵忍群との戦い、松尾芭蕉の奥の細道と影将軍の出生も絡めたストーリーが、やや奇想天外ながら「かなり面白い」レベルに達していたと思います。が、第2作は、個人的には流英次郎一統の「スーパー無敵忍者」ぶりが、現実から離れた荒唐無稽な漫画チックな世界に思え、失望した記憶がありました。で、ついに第3作は購入することも無く、図書館で借りて読んでみたんですが、これがかなり面白かったです。あくまで個人的感想なんですが、第2作でもやや鼻についた、一統の「予定調和的仲良し軍団ぶり」は、相変わらず本作でも続いてはいるんですが、しかし:=敵が徳川将軍家に対抗し得る血筋、財力、武力を持った御三家・富商・通常の切り合いの範疇を超えた洋剣使いの連合体であり、お互いの持てる力を駆使した総力戦になっていて現実感があること=最初紀州と思いきや、その後黒幕として尾張が出てくる展開力=第2作より格段にリアルで丁寧に描写された戦闘シーンの数々(おそでの施療所での戦い、江戸城西の丸奥の九ノ一との戦い、増上寺の広い敷地内での肉弾戦、貴和の糸刃や鞭が威力を発揮するシーンもリアルに描かれていたことなど)=江戸の四季折々の風景、行事、次期将軍の市中微行などがきちんとさしはさまれ、お話自体に厚みが感じられたことなどの点から、第1作に迫る秀作レベルになってると思います。今後も、著者の時代背景への深い理解を存分に活かして、「平和な時代の忍びがいかに活躍していたのか、活躍していたというお話をリアルに描けるのか」という難題に挑戦し、面白いシリーズものにしていただけたら、と思います。(いよいよ影将軍から6代将軍への代替わりも視野に入っているので、まだまだお話は続けられると感じてます) 悪道 御三家の刺客 (講談社文庫) 関連情報

しかくの ラ・プティット・ファデット La Petite Fadette

帯のアオリ文句に興味をそそられた。(綾辻行人の作品を読んだことなくても)装丁のセンスがいいなと思った。こういう方は買ってみてください。この漫画は良書です。装丁のとおり、細部まで書き込まれた綺麗な絵とダイナミックなコマ割が物語とよく合っています。また、巧みなモノローグや視点の切り替えで読み手の感情を不安に揺さぶり、たった1冊ということを忘れさせるほど濃密な頁が続きます。冒頭の謎めいたやり取りの帰結には「それは分からなかった!・・・けど深読みすれば分かるか??うーん」としばし余韻に浸れることでしょう。どうやら原作もあるらしく、さらに冒頭の謎の人物は他の作品にリンクしているらしい・・・さあ 整理しながら、もう1回読んでみるか。そして作者の他の作品も読んで・・・全て作者の思惑通り。 ラ・プティット・ファデット La Petite Fadette 関連情報

しかくの D・Gray‐man ディー・グレイマン 奏者ノ資格エクソシストバイブル (Vジャンプブックス―KONAMI公式攻略本)

娘に買ってあげたのですが、とても気に入ったようで毎日のようにプレイしています。ちょっとやりすぎ、、、、かな、、、? D・Gray‐man ディー・グレイマン 奏者ノ資格エクソシストバイブル (Vジャンプブックス―KONAMI公式攻略本) 関連情報




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