ラストシングル「Dream」から始まり、最後の「花」まで聴き応えあるアルバムです。発売から11年経った今聴いても新鮮な感触を受けます。1stの「like」とはまた違った角度から3人の成長を聴き取れます。全曲R・Kによる作品ですが、うちが勧める曲は3曲目の「figure」と8曲目のシングルでもある、「Yes No」です。全体を通して落ち着きのある曲で構成されてますが、「figure」は一番重みのあるロックバラードです。そしてその中で特筆するべき曲は11曲目の「花」です。この曲が3人に取ってSay a Little Prayerとしての終わりでもあり、3人の新たな夢への始まりでもあります。
今たくさんのアーティストのアルバムが出てますが、このアルバムはうちに取っての「11 pieces」の一つでもある大切なアルバムです。
11 pieces 関連情報
彼女らがASAYANのオーディションで集まり、シングル“小さな星”を
云枚売らなければ解散などという企画をくぐり抜けて作り上げたアルバムが本作。
今思えば、あのとき解散しなくて本当に良かった。
本作は川村隆一の乙女チックなメロディと、素人スレスレの等身大の少女である
田口、大櫛、片桐の3人が見事に調和した快作(少女と呼ぶ歳ではなかったが)。
ヴィジュアル系バンドの楽曲は女性が歌った方がしっくりくるものが多いが、
川村隆一の曲は特にその傾向が顕著なので、本作の出来も言わずもがな。
また、3人のボーカルがプロっぽくないのが上手く作用している。
どちらかと言えば下手な部類に入るそれが、可愛らしさの演出として成功なのだ。
残念ながら、続く2ndでは軸がぶれたのか、楽曲のレベルがガクッと落ちる。
like 関連情報
他のレヴュアーの方々同様、ふっと思い出す曲が散りばめられています。
当時、CDを買ったり借りたりしている訳ではなかったのですが、どこかで耳にした心地良いメロディーと、爽やかなコーラス。いい曲は耳に残るものなんですね。
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