山崎努が演じる主人公は野心家の弁護士。岡田茉莉子演じる絶対的に不利な立場の殺人容疑者の弁護を引き受け名声を勝ち取ろうとする。 目論み通り女の無罪が確定。一事不再理により女が裁かれることはなくなり、彼は名声を得る。そして大物弁護士の娘との結婚も決まる。 無罪となった女は弁護士の事務所で働くようになり、弁護士は彼女を抱いたが、
「君のような女と結婚するはずがないだろう」
との一言で女は逆上、
「真犯人は自分だった」 と告白、弁護士は愕然とする。 やがて弁護士は女に殺意を抱き…
一事不再理をテーマに男女の愛憎劇を描いた松本清張の黒のシリーズの一つを映画化したもので、人間の情欲が俳優陣により見事に演じられている。
黒の奔流 [DVD] 関連情報
1977年に実際に起こった事件を基に、1979年に製作&公開されたこの映画は、見ると暗澹たる思いにさせてくれますが(特に家族を持っていたら尚更で、当たり前かも知れませんが、独身の時にビデオで見た時の印象と結婚して子供が産まれてからCSで見た時の印象は、全然、違います)しかしそれは、製作陣の熱意と出演者たちの熱演の結果であって(乙羽信子の体を張った熱演は必見)ストーリーに多少、強引なところはあるものの、今時の薄っぺらいテレビドラマをそのまんまスクリーンに持って来るような映画とは違う、濃厚な味わいを持つ映画です。でも、時代が違うと言ってしまえば、それまでですが、わかっていてもこんな刺激が強い日本映画が、もう、ほとんど製作されない&観れないのは、ちょっとやはり淋しいですね。 絞殺 [DVD] 関連情報
市町村合併以前に、村としての行政区が無くなった旧徳山村
現在は、平成の大合併により徳山村を吸収合併した藤橋村すら無くなりました
公開当時に観た古い記憶、まだ徳山ダム建設のための道路工事が始まって間がない頃
ダムの工事が始まっていない当時に観に行った時には「あの線まで水位があります」と見聞きした記憶が有る
現在、徳山ダム自体は完成しており、貯水されて電力ダムとしての工事もまもなく終わるはずです
治水や利水のために沈んだ村は湖底にあります
このDVDで撮影された景色の殆どは、もう観ることが出来ません
沈む前に「徳山村」へ写真撮影に向かった自身としても懐かしい風景が蘇ると共に
ダムの功罪を考えさせられる作品として
また「ふるさと」とはどういうものかを再考する作品として推奨します
ふるさと [DVD] 関連情報
現代青年の心理学―若者の心の虚像と実像 (SEKAISHISO SEMINAR)
論文の発表会の参考文献に必要だったので、役に立ちました。
発送も迅速に行われて、大変満足しました。
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もともと私はLPでこの作品は持っていたのだが、1998年12月にEAST WINDレーベルの傑作が一気にCD化されたので、購入して大事に聴いている。(このときの紙ジャケットの背は紫色で、数年して赤色でも多くCD化された)。日野皓正さんがNY在住を決めたのを激励する、1975年4月14日東京でのコンサートの第2部、サダオさんが2曲ゲストに加わった模様を収めている。11名からなるM1,2は当時の日本人ジャズマンの、きちんとスイングする演奏水準の高さをつぶさに示している。M1「ロジカル・ミステリー」は23分39秒。シャッフルの8ビートでスイングする日野元彦(ds),岡田勉(ac-b),今村祐司(conga ds)のリズムで始まり、同時に板橋文夫(rhodes)のソロにつづき、サダオさん(as),宮田英夫(ts),日野さん(tp),向井滋春(tb)のブラスがさわやかなテーマを奏で、rhodesとブラスのインタープレイがつづく。曲名が示す通り「音楽って理屈じゃない」という作曲者・日野さんの思いがつらなって出て来る。rhodesソロ・ブラスが盛り上がったところで、リズムは突然16ビートになり、富樫雅彦(perc),岡沢章(el-b)の活躍のもと、サダオさんが他でもなかなか聴けない、火の出るようなバップ・ソロをとる。rhodesが入りついでtbソロ、弾きまくる杉本喜代志(el-g)のこれまた聴きもののソロ、と盛り上がる。落ちついたところでやっと日野さんがソロで登場する。負けじと様々な音、速いパッセージをくり出してくる。ブラスとrhodesのインタープレイでエンディングへと向かう。M2「イン・ザ・ダークネス」も日野さんの書いた曲で、11分23秒。M1,2とも1975年にして実に曲想がいい。ゆったりとした雰囲気で最初から日野さんがテーマを吹き終わると、すぐサダオさんの2発目のソロが始まり、またこれも吹きまくる聴きものである。rhodes,ds,el-b,percがよく支える。ついで日野さんのソロ。柔らかいフリューゲルホーンの音で、きちんとした物語のような演奏だ。M3「ラウンド・ミッドナイト」は11分5秒。ほとんど日野さんの無伴奏ソロで、後半、日野さんは例によってac-pの中に向かってtpソロの音を入れ、弦をはじく。ラストにふさわしい演奏だ。 ライヴ・イン・コンサート 関連情報