このCDは全部いい曲が入っています。全体的にすごくいい流れで聴けます。初めはレンタルしたものを聴いていましたが、今回買ってしまいました。郁子ちゃん好きな方には是非ともお勧めです!! ピアノ 関連情報
舞台を観たときの感覚が戻ってきて、ウキウキしながら家事してます。よかったなぁ。 舞台「麦ふみクーツェ」オリジナルサウンドトラック集 関連情報
何で知ったのか失念してしまいましたが、この作者を形容するのによく用いられる「物語」という言葉に引かれて手に取りました。小学校高学年次を回想する高校生の女の子を語り手とするこの物語は、自分を取り巻いていた人々のほんの数年前の出来事を、壊れてしまった大切な茶器をつなぎ合わせてその微妙に変わってしまった輪郭をいとおしむように丁寧に語っていきます。ラストの「指の音」とのやり取りは、人の一生に比してあまりに短い犬の一生が思いやられ、「行儀よく同じ歩調で歩いていく時間なんてないのだなあ」という思いと相まって、グッときました。長い時間をかけてゆっくりと、読む自分の変化をどこかで見つめながら何度でも読み直したい「物語」です。 ぶらんこ乗り (新潮文庫) 関連情報
これは、ことばを読む本というより、うたを聴く本です。少しだけ深さのある海の中にからだを沈ませ、頭上のひかりと足もとの闇を感じながら、遠いところから響いてくる音楽を身体で受けとめる、そんな心地になります。一気に読める本ではありません。折々で浮上して、ひと息ついてほしいです。でなければ、あまり密度の高くて美しい直喩の群に、息が詰まってしまうことでしょう。人と動物。生と死。光と闇。金と銀。ことばとうた。「ええ声」と「悪声」。その他にも、たくさんたくさん、対比が出てきます。そしてそれらは、どちらがいい、というものではないのです。星や、みずうみや、アイススケートなど、他のいしいしんじさんの作品のどこかで見たようなモチーフも散見されます。しばらくいしいしんじさんの作品からは離れていたのですが、この本を読むことができて良かったです。 悪声 関連情報