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幻詩狩り (創元SF文庫) 関連情報
世界を記述する言語ではなく、世界を創造し、変容させる言語である幻語。
幻詩は、言葉によって異界を絵として構築し、鏡を造りだし、時間をさえも閉じ込めてしまいます。
単なるメタファーではなく文字通りの言葉の魔術を持つ幻語として幻詩は書かれます。
「”夢の言葉”とは、無意識の中でのみ使用可能であるような言語以前の言葉、
象徴言語といったような意味であり、
”言葉の夢”は、言語が、その固有の構造、結びつきによってだけ生みだせる反現実的世界を示します。」
(『夢の言葉・言葉の夢』川又千秋)
異界への鍵である<夢の言葉>の持つ性質を、川又は<反在性>と呼びます。
<反在性>とは、おそらくは、<ありえないもの>を<ある>とすること。
これは文学そのものの本質でもありますし、SFが何よりも得意とするところです。
作者が「あとがき」の中で書いているように、
『幻詩狩り』は、ありえざる幻詩の持つ<反在性>ゆえに普遍的な物語として私たちを楽しませてくれます。
幻詩狩り (創元SF文庫) 関連情報
SFマガジンの連載で断片的に読んだこの作品、読みたくなって購入しました。
雑な部分が幾らか気になりますが、火星のテラフォーミングものの中では佳作だと思います。
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